国交省、和歌山の浮上式防波堤計画を断念 地震で変形も(朝日新聞) - goo ニュース

国交省、和歌山の浮上式防波堤計画を断念　地震で変形も(朝日新聞) - goo ニュース朝日新聞2015年2月18日（水）17:57

　津波が発生したときに海底に埋設した防波堤を浮き上がらせる「直立浮上式津波防波堤」の和歌山下津港（和歌山県海南市）での建設計画について、国土交通省近畿地方整備局は１８日、断念すると発表した。東日本大震災後に想定された南海トラフ巨大地震の規模では、海底で変形して浮き上がらない可能性があると判断した。

　これまでに約８７億円を投入したが、今後は約３６０億円をかけて湾内の沿岸部約５キロの護岸を最大６・４メートルかさ上げして対応することに決めた。

　この防波堤は普段は海底に埋まっており、地震時に空気を直径約３メートルの鋼管の下へ送り込み、せり上がらせる仕組み。海面から７・５メートルの高さの壁を造って、津波が湾口部から入ってくるのを防ぐ。普段は船の航行や景観にも影響しないため、世界的にも珍しい試みとして計画された。

水槽実験やらなかったんだろうか？
やってたとして、縮尺による強度換算が甘かったのかな？

壁を作るってのが、津波に対しては無理があるんじゃないかと思う
壁じゃなくって、隙間を開けて多列式にしたら、各々の鋼管の強度も少なくて済むのに

でも、そうなると費用対効果がえらいことになりそうだな・・・・