蔵六の思いつ記

思いつきを書き連ねる

レコード会社の今後

2005-07-01 19:42:31 | 思いつき
 インターネットが普及してきて昔ほどレコード屋(死後か?今はCDショップか?)で買うことが無くなった。オンラインショッピング注文して宅配で届けてもらったり、音楽や映像データをデータをダウンロードすることでもっと手軽に手に入る。流通は大幅に変わってくるだろう。
 レコード会社の行う宣伝活動よりCMやテレビ番組のタイアップの方が効率的な宣伝となっているのは確かだろう。しかしCM曲にインディーズの曲を使用しているのを最近よく耳にする。曲そのもが良ければ、安い金額で契約できるインディーズレーベルの方がスポンサーとしては良いのだろう。
 また、レコード会社経由でCDを販売した場合、アーティストに入るのは10%程度なのだそうだ。確かにレコード会社なら多くのスタッフ・多額の資金による宣伝が可能だろうからその見返りとしてはその程度かもしれない。しかし、地元のラジオやテレビである程度宣伝ができ、その他のマネージメントが出来るならインディーズで活動を続けたほうがかなりの収益となるだろう。
 つまりレコード会社は消費者からも法人からもアーティストからも離れられつつあるといったところだろうか。(今の状況はそれほど悪くはないと思うが、将来的に現況のままではヤバイってところだな)思いついたのはレコード会社はアーティストの投資者もしくはその仲介者となる、ってのはどうだろうか。
 つまりアーティストを株式会社にみたてる。アーティストは自分の活動資金を得るために仮称アーティスト株(略称アー株)を販売する。販売を仲介するのがレコード会社。レコード会社はアーティストからの自己PR等の情報を一般に公開し購入者を募る。人気のあるアー株購入者が増えては高くなるし人気の無いのは下がる。購入者には配当が出たり、オリジナルグッズが手に入ったり、ライブチケットの優先権とか特典がつくわけだ。
 アーティスト自身は1人じゃとてもマネージメントから宣伝・販売までは出来ないだろうからスタッフを募る(アー株による収入の範囲内で)その辺の斡旋もレコード会社がマージンとって行えばよいだろう。アーティストが彼らを雇う形になるので自分のスタイルで活動できるだろう。また資金が限られているのでコスト管理も徹底しないと新曲発表前に倒産の可能性もある。
 こうなると既に音楽を売る会社ではないが、今あるリスクは無くなる。販売形態が変わろうが、流通が変わろうが、コピーされようが関係ないのである。アーティストの資金調達の支援をするだけなのだから。
 しかしこの改革じゃ会社は残るけど社員はたまらんな・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする