今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズの「二周目」です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばすことにします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もおそらく見つからないと思われます。
二周目の第六回目、今回は「れ」「そ」そして「つ」です。
『れ』・・・レンギョウ
レンギョウの花を描きました。漢字で「連翹」と書き、ハングルで「通りに黄色いレンギョウがちらほら見え始めましたね」と書きました。
レンギョウは韓国語で「개나리(ケナリ)」、韓国では春を代表する花といえるでしょう。もちろん日本でも連翹は春の季語になっています。
『そ』・・・ソラマメ
ソラマメ一粒を描きました。ハングルで「旬の果物や野菜には私たちの体に必要な栄養分を多量含有しています」と書き添えました。直訳したのでちょっと変な日本語ですね。
ハウス栽培などで通年出回る野菜なども多く「旬」という概念が薄れつつある中で、ソラマメは決まった時期にしか出回らず、旬がある食材のひとつだなと感じます。さやごと焼いたりチンしたりして、さやの中で蒸し焼き状態にして食べるのがお気に入りです。
『つ』・・・つり革
電車のつり革を描きました。自作の短歌を書き添えてあります。
「杉本町 浅香 堺市 三国ヶ丘 百舌鳥 上野芝 津久野 鳳」
「すぎもとちょう あさか さかいし みくにがおか もず うえのしば つくの おおとり」
短歌といってもJR阪和線の駅名を順に並べただけです。こんな作り方で作った短歌が何首もあるのですよ。