あそこに誰かが生きている。 How goes it with you?

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そして、
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旅(7日目2/2)

2015-08-10 23:48:17 | Travel memories
関ヶ原を後にしてからは21号線をまっすぐ進む。

周りは田舎道で約1時間ほど走り国道8号線に出る。琵琶湖は目と鼻の先だ。

8号線を走っていると「佐和山隧道」というトンネルに行きついた。
MAPで調べてみると横にある山が佐和山だということ。

またまた石田光成のことを考えてしまったが
佐和山城は彦根城築城時に廃城になっていて、いまは城跡が残るだけなので今回の旅では行かないことにする。

佐和山隧道を抜けると左側にいかにも老朽化がすすんだ城らしきものが建っていて、
なんとなく不気味さを感じたのだけれども自転車を停めて探索することにした。

「佐和山遊園」と入口にあるがどうみても潰れている感じで、中には石田光成の銅像や
毘沙門天の銅像などが並んでいて見るからに不気味だった。




途中で怖くなってしまい逃げるようにその場を後にする。
戦場跡などは大丈夫なのだがこういった場所は苦手だ。

逃げるように坂を下り、近くにある彦根城を目指すことにする。

彦根城は廃城令を逃れた城だけあって、天守他、櫓などが現存で残っている。
天守に行くまでの石段といいなんとも風情がある城だった。



別館で井伊氏14代の甲冑などを拝見できた。
初代井伊直政は「井伊の赤鬼」と言われていたこともあり、
甲冑からその風貌が窺えるように思えた。




その後は観光客の中をすり抜けるようにして彦根城を出た。

時間をかけて見たかったのだけれども、人の多さと時間を考えてしまい
あまり細かいところまで見れなかったことを後悔する。

まるで遊園地帰りの子供だなと思いながらも自転車を漕ぎ、初の琵琶湖に到着。
到着といっても25号線を走りながら見ていた。

琵琶湖はイメージどおり広く、綺麗な湖で見ていても飽きない。
途中で我慢ができなくなって漕ぐ足を停め、琵琶湖の畔に寝っ転がった。

風が微かに吹いていて、なんとも気持ちがいい。
横になりながら琵琶湖を目に焼きつけた。



周りに人はなく、プライベートビーチといった感じ。
そんな感じでぼ~と琵琶湖を眺めていると夕日が沈み始めていることに気がついた。

琵琶湖に映る夕日をもう僅か眺めていたかったが、本日中に大津市まで
行く予定なので足早にその場を後にした。

そこからはひたすら琵琶湖横の道などを通り大津市に向かう。
70km程度ある道程なのだが、助かることはずっと平坦な道で追い風だということ。
それになんといっても琵琶湖に映る夕日が美しかった。

背中に汗のシミを大きくつくりながら走り続け、午後8時前に調べておいた銭湯に着く。
本日も漫画喫茶に宿泊予定。(ホテル予約を忘れた。)

昨日とあまり変わりがない、時代を感じさせる銭湯で汗を流して漫画喫茶に向かう。
途中に定食屋があったので、サバ定食をビールとともに流しこんだ。

もうおじさんだな・・・・

漫画喫茶は昨日と同じ系列店の店でアイスクリームが食べ放題だ。

漫画喫茶のPCで「ルパン三世」が見れたので映画版を見ることにしたけれど
途中で寝てしまった。











つづく









旅(7日目1/2)

2015-08-10 23:42:29 | Travel memories
薄い照明の光で目が覚めると喉と腰が痛かった。
空調と個室のサイズが原因だろう。

昨日、気がついたことだけど漫画喫茶は朝食
(トーストとフライドポテト)が無料なのだ。

それでもって起きてからすぐに注文。
味、量共に無料にあった感じで、無料にくいついた自分が恥ずかしくなった。


本日は若干の雲があるものの快晴にちかい天候。

国道21号線をまっすぐ関ヶ原に向かう。
関ヶ原は中学生の時から行きたかった場所なので気持ちが高まる。

道を進むと徐々に建物が少なくなってきて山並みが目立ってくる。

関ヶ原にある石田光成陣地跡に着いたのは午前8時頃。
木柵がある小高い丘を登ったところがそこだった。

中学生のときから思い描いていた世界がそこに広がっていた。
石田光成はあのとき、どのような気持ちでここにたっていたのだろうか。



複雑な気持ちを整理するのに少し時間が掛ったけれどここを後にすることにした。

次に向かったのは大谷吉継の墓所。
そこは森に囲まれていて静かな場所にあった。人は誰もいない静かな場所。

またその当時のことを頭の中でイメージしてたら涙が出てきた。
なんだろうこの感じは。自分に対してなのか、大谷吉継に対してなのかは分からない。
大谷吉継という人の断片しか知らない僕が泣くのも可笑しな話で、すべてを知っている人も
過去も現在も皆無だ。

相手のことをすべて知っているように話す人も、自分のことさえ知らないのが事実で
僕もその中の一人だと再確認した。

少しの間、その場で立ちすくし森を見ていた。
そして大谷吉継の墓所に手を合わせてその場を後にする。


その後は関ヶ原の戦いの石碑や各武将の陣地跡などを見て回った。

そして最後に小早川秀秋陣地跡へ向かうことにした。
小早川の陣地として有名な松尾山を登るのに徒歩で約40分。

土道の森林の中をひたすら登る。
途中で登山のお年寄りたちに励まされながら頂上に到着。



陣地跡から見る風景は関ヶ原が一望できて美しかった。

遠い昔、小早川秀秋はどのような思いで、ここから戦を見ていたのだろうかと思わざる得ない。
あれで正解だったと思う反面、もしも・・・と考えてしまう。
そんなこと考えても意味がないのだけれど。


一時間ほどその場所で傍観してから松尾山を降りることにした。

下に着いた時には12時を過ぎていた。
そのまま自転車に乗り、関ヶ原を出る手前にあった定食屋で
生姜焼き定食を食べた。

食べ終えると定食屋の駐車場で関ヶ原に向けて一礼。
理由はいろいろあり過ぎて分からないけど下げたかった。










つづく

都会

2015-08-10 00:40:46 | journal
旅(6日目2/2)をUPしました。


本日は豊洲でみんなとBBQ。

豊洲の夜景は綺麗で都会の雰囲気を出していたね!!

みんなで酒を飲んで、はしゃいでいたけど何かが足りない気がした。
25歳を超えたぐらいからあまり人と長い時間話すのが苦手になった気がする。

楽しくない訳ではないけどね。

社会不適合者なのかな?ww




旅(6日目2/2)

2015-08-10 00:18:14 | Travel memories
墨俣城を後にしてから少し道を外れてしまったが、
国道31号線に出てまっすぐ進む。途中、揖斐川を通る橋を渡って大垣市に入った。

今日はこの旅で初めての漫画喫茶に泊る予定なので、大垣市の銭湯に入ろうと思う。
ネットで大垣市の銭湯を調べたら31号線の横道にあることがわかったのでそこを目指す。

帰宅時間なのか小学生が多くいた道を通って銭湯に到着。
そこの銭湯は長い歴史を感じさせる昔ながらの銭湯で入ってみると刺青をしたおじさんが
二人いたのでびっくりした。

銭湯と信頼関係があるのだろうね。

サウナがあったので汗を流してからサウナに入る。予定していたことだけど刺青の方も入ってきたので
そのまま密室の中を無言で8分。変な汗。

脱衣所でも刺青の人と一緒だったけど、銭湯の人と楽しげに話す光景をみて
外見で判断した自分を恥じる。

銭湯から出るとまた自転車に乗って、今日泊る予定の垂井町の漫画喫茶を目指す。

外は暗くなり始めている。



30分程度漕いで道端に漫画喫茶を見つける。
近くにチェーン店のうどん屋があったのでそこで夕食を済ませた。

漫画喫茶に戻り、久しぶりの漫画喫茶を満喫する。
アイスクリーム食べ放題は嬉しかった。


狭く、天井が開いた個室で寝るのも案外気にしないもので
学生の時に飲みすぎて泊ったことを思い出した。

あの時はまさか未来がこんな感じになるとは思っていなかったなぁと
嬉しくもあり、悲しくもあった。

眠るときに今日、途中通り過ぎた大垣城を見なかったことを後悔したが
明日戻って見る気にはなれなかった。

またいつか来れるさ・・・・・

そう思いながら寝ることにする。





つづく