CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-307「ワールドエンド・サーガ 世界感染」(ドイツ)

2019年12月10日 00時57分36秒 | ドイツ映画
まもなく血管から草が生えてくる
 原因不明の病原菌が蔓延り、人々はゾンビ化、世界はほぼ壊滅状態にあった。
 ワイマールとイエナの2つの都市だけがかろうじて存続し、生存者たちはそれぞれコミュニティを形成していた。ワイマールの住人たちがゾンビ殺害に執着する一方、イエナの住人たちは治療薬の研究に勤しんでいた。
 ビビは、ワイマールに身を置いていたが、厳しいコミュニティの規律についていくことができず、さらに、死んだ妹の幻覚にも悩まされる日々。そんな精神崩壊寸前のビビは、ワイマールを脱出、イエナへと向かう。
 その道中、同じくイエナに向かうエバと出会うが、エバの腹部にはゾンビに噛まれた傷跡があった。(「KINENOTE」より)


 謎の病原菌が世界に広がり、壊滅的となった地球。
 そんな中、かろうじて存続している都市、ワイマールからもう一つの都市、イエナへと向かう二人の少女の姿を映し出したサバイバル・ホラー。

 終末の危機を迎えた地球で、生き残るために旅をするというSFホラーというのは、これまでにも何作か観たような気がするな。


 病院で精神的な療養を受けているビビ。
 どうやらゾンビに妹が襲われ、それがトラウマになっているよう。

 ゾンビの襲撃にも恐慌を来たし、ついには病院から、そしてワイマールから逃げ出してしまう。

 途中、エバという女性と出会い、2人でイエナを目指す。

 エバは仲間がゾンビに襲撃された時、その爪で引っ掻かれてしまい、感染してしまった様子。

 果たしてそんな2人はゾンビの襲撃を逃れ、イエナへと辿り着くことが出来るのか。


 最初はゾンビたちの襲撃から逃れ、生き延びようとするビビとエバの姿が描かれていたが、話が徐々に変わっていく。

 しばらくすると顔から草が生えたゾンビに襲われるようになり、ついには顔から草を生やしながら、正気を保っている女性と出会う。

 人類の未来に関することを語るその女性がいったい何モノなのか気になるところであったが、それはラスト・シーンでハッキリさせられたかな。

 要は人類への警鐘ということで、謎の病原菌に感染した人類は、凶暴になって人を襲うことから次の段階へ進み、自然へと帰るということなんだろう。

 ホラー・テイストではあったが、ロード・ムービーでもあり、ホラーとしては、ちょっと物足りないところがあったな。

 それにしても、よく妹が見つかったものだな。

/5

監督:カロリーナ・ヘルスゴード
出演:グロ・スワンティエ・コールホーフ、マジャ・レーラー、トリーヌ・ディルホム
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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