CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-225「人面魚 THE DEVIL FISH」(台湾)

2022年10月08日 10時27分22秒 | 台湾映画
魚はおいしいか?
 数年前、家族全員が父親に殺害された事件が起こり、悪霊が取り憑いたマンション。霊媒師リンは悪魔祓いの依頼を受け、その小さな悪霊を魚の体内に閉じ込める。
 一方、シングルマザーのヤーフェイの息子ジャハオは、離婚問題に苦しむ母親を元気づけるため、ビデオコンテストに応募して旅行をプレゼントしようとしていた。
 悪魔祓いの儀式を秘かに録画しようと霊媒師の家に忍び込んだジャハオは、魚の死体から稚魚が出現しているのを見つけて自宅に持ち帰るが。(「作品資料」より)


 300年前に魔神を虎爺(フーイエ)が封印したという伝説をテロップで紹介。

 そして、湖畔で釣りをして、魚を食べていた者たちが、釣った魚の体に人の顔のようなものが浮かび上がると何かに襲われる。

 原題でもある〝人面魚〟が登場するのは最初だけで、その後は黒い煙のようなものに隠れた魔神と思われるモノが、人の体にとり憑き、恐怖を引き起こす様が描かれる。

 霊媒師のリンは、どちらかと言えば、悪魔祓いのようなことをメインとしているようで、一家惨殺の犯人を刑事がリンの元に連れてきて、調べてもらうというようなこともする。

 祓った悪霊を魚に閉じ込め、揚げて殺すということをするのだが、その揚げた魚を道端のゴミ捨て場に捨てるのはどうかと思うな。

 案の定、そこからジャハオという少年が揚げた魚の口から出てきた稚魚を持って帰り、水槽で飼う。

 ジャハオの母、ヤーフェイは離婚問題で苦しみ、精神を病んでいる様子で、彼女に魔神はとり憑く。

 更に惨殺された一家には、もう一人息子がいたはずで、それも魔神に絡んでくるという展開。

 最初から言っていたが、リンにはフーイエが降りてくるという。

 クライマックスはフーイエが降りてきたリンと魔神の対決。

 ホラーというよりもファンタジー・アクションという感じでもあったな。

 少し話が入り組んでおり、判り辛かったのが残念。

 ホラーとしての常套の驚かせは何度もあったな。

 ヤーフェイを演じたのは、日本でも活躍した「アクシデンタル・スパイ」のビビアン・スー。

 エンドロール途中、終了後に映像があり、続編を感じさせる。

 更にエンドロールの中でも、ある映像を見せるのだが、そこに紅い服の少女が映る。

 本作はこれから鑑賞する予定の「紅い服の少女」シリーズの番外編で、第3弾ということらしい。

 日本では本作が先に公開しており、てっきり本作が「紅い服の少女」に繋がるのかと思ったのだが。

/5

監督:デビッド・ジュアン
出演:ビビアン・スー、チェン・レンシュオ、チャン・シューウェイ、ロン・シャオホア、フランチェスカ・カオ、チェスター・ウー、チャン・シャオウェイ
於:シネマート新宿

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