CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-306「爆裂魔神少女 バーストマシンガール」(日本)

2019年12月09日 00時28分15秒 | 日本映画
今からおまえに拳骨を食らわす
 無法地帯のスラム街“イシナリ地区”では、臓器売買の元締め“ダルマ屋”が支配し、貧乏人は肉体を切り売りして食いつないでいた。
 幼い頃に親に売られ、ゴダイ一座の見世物小屋でアイドルとして舞台に立つ姉妹アミとヨシエ。片腕のないヨシエは、秘かにダルマ屋の女ボス青山ダルマへの復讐心を募らせていた。
 そして失った腕にマシンガン義手を装着すると、臓器売買の現場に乗り込み、ダルマの息子を半殺しにしてしまうのだったが。(「allcinema」より)


 井口昇監督の「片腕マシンガール」をリブートした作品。

 臓器売買、人身売買をしているダルマ屋によって、片腕を売られた妹のヨシエと内臓を売られた姉のアミ。

 見世物小屋でアイドル活動をしていたが、そんな中、ヨシエは切られた腕に武器を装着し、ダルマ屋に殴り込んではダルマの息子や一味を半殺しにする。

 ダルマ屋の女ボス、青山ダルマは復讐のため最凶の殺し屋を雇い、姉妹に差し向ける。

 最終的には、アミも片腕となってしまい、2人がマシンガールとしてぶっ放す。

 
 かなり話の中身はきわどいラインのものだったな。

 2人が過ごすスラム街はカ○ワ街と呼んだり、金のために嬉々として子供を売ったりする母親など。
 ダルマ屋の名前も意味があるもののよう。

 更にかなり下ネタやエッチなエピソードも多い。

 アミとヨシエはセーラー服でアクションに挑んでいるので、パンチラ・シーンも。

 それらを全て集約しているのが、人体破壊、破裂の血飛沫満載の映像。

 特殊造型は先日監督作の「WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス」が公開された西村喜廣。

 皆が血まみれとなって戦っている。

 ちなみにヨシエを演じた花影香音は「WELCOME TO JAPAN 日の丸ランチボックス」にも出演しており、トークショーに出ていたのを見たな。


 そんな中で、本格アクション俳優でもある坂口拓も出演しアクションを披露しているが、コミカルな要素を含んだアクションであったな。

 ダルマ屋によってヨシエが捕まり、自らも片腕を斬られたアミが復讐を果たそうというクライマックス。
 
 1時間ほど経ったそのクライマックスでオープニング・ロールが流れるという驚き。


 ある意味、予想を裏切らない内容の作品で、特殊造型を駆使した残酷シーンも満載。
 そして繰り広げられるアクションに楽しませてもらったかな。

/5

監督:小林勇貴
出演:搗宮姫奈、花影香音、坂口拓、北原里英、根岸季衣、佐々木心音、矢部太郎、住川龍珠
   石川雄也、安田ユウ、中条さち、ウメモトジンギ、中西秀斗、笹野鈴々音、にしくん
於:シネマート新宿

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