CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-017「カット/オフ」(ドイツ)

2020年01月12日 10時53分09秒 | ドイツ映画
食べ物に例えるのはやめて
 検死官のポールはある日、運ばれてきた女性の遺体の頭部から異物を発見する。
 その異物から出てきた紙切れには、彼の娘、ハンナの名前と電話番号が記されていた。“指示に従わないと私は殺される”と話すハンナは、“エリック"を待って指示を受けろと伝える。エリックの指示を仰ぐため、電話をかけるポール。
 だが、応答したのはエリックではなく、リンダと名乗る別の女性だった。”エリックは死んだ“と語るリンダ。その傍らには、エリックの遺体が転がっていた。(KINENOTE」より)


 娘のハンナを誘拐された検視官のポール。
 それが判明したのが、ある女性の遺体を検死した時に遺体の中から発見したメモ。

 その後、ポールはハンナを救うため奔走するが、思わぬ事態が起きる。

 犯人の指示を頼りに電話をするが、そこに現れたのは、リンダという女性。

 リンダは海岸で死体を発見し、彼が持っていた電話が鳴ったので、出てみたらポールであった。

 悪天候のため、リンダのいる島まで行くことが困難な状況にあるポールはハンナの居場所を突き止めるため、リンダに遺体を解剖するよう依頼する。

 もちろんそんなことをしたことのないリンダは断るが、何度も懇願するポールに負け、ついにメスをとることにする。

 
 そんな突拍子もない展開から娘の居場所を突き止めようとするポールの奮闘が描かれる。

 またリンダも元カレから逃げている状況で、その元カレに脅えながら過ごしている。

 更に、捜索を続けていくうちに、かつてポールが検視に関わった事件が絡んでいることに気付いていく。

 そんな中、リンダの身に危険が迫り来る。

 果たして、ポールは全ての謎の解き明かし、ハンナを見つけ出すことが出来るのか。


 思わぬ手段で事態を打破していかなければならない状況、また徐々に明かされていく真相などが面白い作品。

 やや犯人の仕掛けが複雑すぎて、判りづらいところもあったが、全体的には緊迫感もあって、面白いサスペンスであった。

 一応どんでん返しらしきものもあったな。

/5

監督:クリスティアン・アルヴァルト
出演:モーリッツ・ブライプトロイ、ヤスナ・フリッツィ・バウアー
於:シネマート新宿

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