CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-075「水を抱く女」(ドイツ・フランス)

2021年05月22日 22時44分29秒 | ドイツ映画
これ、潜水作業員?
 ベルリンの都市開発を研究する歴史家ウンディーネは、恋人から別れを告げられ深い悲しみに暮れていた。
 そんな彼女の前に潜水作業員のクリストフが現れ、やがて2人は深く愛し合うようになるのだったが。(「allcinema」より)


 〝愛する男に裏切られたとき、その男を殺して、水に還らなければならない〟という水の精、ウンディーネ(オンディーヌ)の伝説をモチーフとしたミステリー・ロマンス。


 冒頭、歴史家のウンディーネが恋人のヨハネスから別れを切り出されるシーンから始まる。

 てっきりウンディーネが、ヨハネスを殺そうとする展開になるのかと思っていた。

 しかし、その後すぐに、ウンディーネは潜水作業員のクリストフと出逢い、二人は恋人となっていく。

 その後は、ウンディーネとクリストフの幸せな日々が描かれており、普通のロマンスだったのかなと思わされる。

 しかし、ある朝、ウンディーネはクリストフと一緒にいる時、以前の恋人であったヨハネスとすれ違う。

 お互いイチャイチャしているような感じだったのだが、そんな様子を見たヨハネスは、ウンディーネによりを戻そうと言ってくる。

 何だかな、と思わせる展開であるが、その後思わぬ事故が発生すると、物語はミステリアスでファンタジーな展開となっていく。

 伝説も絡んでいるのかなという展開、そして現実とも言えぬ展開となっていき、更にファンタジックとなる展開。

 終盤の展開は捉えどころのないファンタジックでミステリアスになっていく。

 ウンディーネがクリストフの命を自分の命と引き換えにしたのかなという感じがするな。

 幻想的な話であり、やや結末に関しても捉えどころがなかったが、ファンタジックすぎる話に興味惹かれる作品ではあった。

/5

監督:クリスティアン・ペッツォルト
出演:パウラ・ベーア、フランツ・ロゴフスキ、マリアム・サリー
   ヤコブ・マッチェンツ、アネ・ラテ=ポレ、ラファエル・シュタホヴィアク
於:新宿武蔵野館

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