CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-192「ヴァチカンのエクソシスト」(アメリカ・イギリス・スペイン)

2023年08月05日 11時15分44秒 | アメリカ映画
悪魔は冗談が嫌いだ
 1987年7月、サン・セバスチャン修道院。
 アモルト神父はローマ教皇から、ある少年の悪魔祓いを依頼される。少年の様子を見て悪魔の仕業だと確信したアモルトは、若き相棒トマース神父とともに本格的な調査を開始。
 やがて彼らは、中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判の記録と、修道院の地下に眠る邪悪な魂の存在にたどり着く。(「作品資料」より)


 ローマ教皇に仕えた、実在の人物で祓魔師であるガブリエーレ・アモルト神父の回顧録を原作として映画化されたホラー。

 と言うことは、実話だということなのか。

 スペインのサン・セバスチャン修道院にジュリアと二人の子供がやって来る。

 修道院に住み込み、修復して売却しようと考えていたが、不可解な事象が起こり、やがて息子のヘンリーの様子がおかしくなる。

 やがて教皇より指令を受けたアモルト神父が足を運び、ヘンリーを見て悪魔に憑かれていると確信する。

 地元の神父、トマースと共にヘンリーを救うためアモルトは悪魔祓いに挑む。

 悪魔に憑かれたヘンリーの豹変した姿、そして彼が起こす事象は、これまでにも見たような感じではあるが、やはり緊迫感は高まる映像。

 普通は、憑いた悪魔の名前を聞き出し、追い祓う展開となるのだが、本作では修道院自体にも秘密があることが判る。

 悪魔の本当の狙いが明らかになると共に、驚愕の真実も明かされる。
 
 悪魔は人間が持つ罪悪感を突いてきて、アモルト、トマース共に、それぞれが抱える苦悩や罪悪感が表され、攻撃される。
  
 果たして、そんな悪魔の攻撃を躱し、ヘンリーの体から悪魔を祓うことが出来るのか。

 緊迫した対決と思わぬ真実が面白いホラーであった。

 トマース神父が意外と活躍するんだな。

/5

監督:ジュリアス・エイヴァリー
出演:ラッセル・クロウ、ダニエル・ソヴァット、アレックス・エッソー、フランコ・ネロ、ローレル・マースデン、ピーター・デソウザ=フェオニー
於:グランドシネマサンシャイン池袋

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23-191「パラドクス」(メキ... | トップ | 23-193「ザ・ショック」(イ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事