西日本新聞より転載
鹿児島・川内原発の再稼働反対訴え 住民や海外参加者約1800人気勢
九州電力川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働反対を訴える集会が31日、同市のJR川内駅前で開かれ、韓国や台湾からの参加者も含む約1800人(主催者発表)が気勢を上げた。
九州の市民でつくる「原発いらない!九州実行委員会」が主催。今後、再稼働に向けた手続きが市議会の審議など地元中心になるため、薩摩川内市民の反対世論を喚起しようと大規模集会を計画した。
参加者は次々に舞台に上がり「再稼働は世界に恥ずべき行為」などと主張。川内原発建設反対連絡協議会の鳥原良子会長(65)=同市=は「政府は地元の意見を聞くと言っている。今こそ地元住民自身がこの街を守るときだ」と市民に再稼働に反対するよう求めた。
目抜き通り約1キロをデモ行進。住宅を回り、岩切秀雄市長や市議に再稼働不同意を求めるはがきを出すよう呼び掛ける運動もした。
川内原発については、原子力規制委員会が7月、全国の原発で最も早く「審査書案」を了承し、九電の事故対策を事実上「合格」とした。
=2014/08/31 西日本新聞=
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