河北新報より転載
4年ぶりの神楽、優美に 石巻・尾崎地区の久須師神社
4年ぶりに久須師神社で奉納された神楽
宮城県石巻市尾崎地区の久須師神社で、東日本大震災で途絶えていた例大祭の奉納神楽が8日、4年ぶりに演じられた。
震災前に52世帯が住んでいた尾崎地区は津波で浸水し、災害危険区域に指定された。現在は地区外の仮設住宅などで暮らす住民ら約50人が久しぶりに境内に集まった。
津波被害を免れた神楽殿で、同市北上地区の女川法印神楽保存会などが三つの演目を披露。迫力のある立ち回りや優美な舞で見物客を魅了した。
神楽の奉納は、震災から3年を一つの区切りに地域再生の願いと犠牲者鎮魂の思いを込め、神社の総代会や地区の自治会を中心に企画された。
自治会の神山庄一会長(60)は「神楽を通して地元出身者に、古里は今も元気だとアピールできた」と喜んだ。
2014年06月10日火曜日
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