旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

牛形山(岩手県)

2014-11-01 15:55:56 | 岩手県の山

2014.10.30(木)牛形山に、10.31(金)は女神山に登ってきた。
経塚山や駒ヶ岳とともに夏油三山の一つに数えられる牛形山には、名湯(秘湯)で名高い夏油温泉の登山口から入る。

牛形山(うしがたやま) 1339.8m 【東北百名山】

仙台泉PAを5:15通過、東北道、秋田道を走行し、登山口着は7:30近く。
コンビニで買ってきたサンドイッチとオニギリで朝食。

来る途中に見た山々は、うっすらと積もった雪景色。
登る山はそれよりも標高が高いのだから雪だって深いはず。
今朝は私のほかには誰もいない。
今回も単独行動なので、初めての山でもあることから「行こうか行くまいか」思い迷う。

そうしたところに、若い男性1名が来た。
聞けば牛形山に行くつもりとのこと。
その方の後を追うようにして私も登ることにした。
歩き開始 8:05





始めの快適なブナ林の道も次第に細くなり、ところどころはササの斜面を横切るようになったりしていく。
登山道は、雪に覆われ、泥濘(ぬかるみ)も増してくる。









6合目で休憩しながらスパッツを付ける。
ここで2人のそれぞれソロの男性に追いつかれる。
(うち1名の方は、白っ子森~鷲ヶ森山に向かっていった。)





(すぐ近くのブナの木。くねくねと枝が曲がっている。)






7合目から8合目までの間の草付きのガレ場は、けっこうシンドイ。
下方に向かって倒れた草が雪で覆われ、すべりやすい。
そして次の9合目への斜面は、雪も深く、何より急傾斜。
ロープが無ければ道がぬかるんでいるようなときは登るのがきっと困難だろう。



(ロープを使って先行者が行く)


(左:白っ子森 右:鷲ヶ森山)


(9合目への急斜面の登り)


(先行者が行く)


(山頂まであと少し)


それでも、今日はとても良い天気。
先行するお二人と声を交わして登りきる。

牛形山の山頂はさほど広くない。
10人も立てばいっぱいになってしまう。

眺望は全方位。
前方には経塚山、焼石岳、三界山と山塊が連なっている。
空に浮かぶような鳥海山。
”壮麗”


岩手山や早池峰山も望めるらしいが・・・。

高山植物の咲く季節はもちろんだが、紅葉時も美しい光景に出会えただろう。
しかし、今はそれも想像するしかない。
1か月ほど前に来るべきだったとつい悔やまれる。




(牛形山山頂)


(経塚山)


(焼石岳)


(三界山)


(右下は入畑ダム)


(鳥海山遠望)


3人で懇談しながら昼食。
その後は、思い思いに下山開始。

あの急斜面と草付きガレ場を通るのかと思うと少々嫌になるが、登山口には戻るしかない。
ところどころで休憩しながら、下ってきた。











(草付きガレ場)


(明るいブナ林帯に到着)


途中、「天狗の岩」まで行ってみた。
日本最大の石灰華(せっかいか)だという塊は、確かに迫力ある。



(天狗の岩)


登山口着は14:00。

その後は、元湯夏油で温泉に浸かる。
(露天ではなく内風呂。入浴料金600円)
これまた誰もいない浴室で、ゆっくり入らせてもらった。
いい湯だった~。

歩いたコース





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