旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

幻の港『野蒜』のDVDに

2008-03-13 23:10:36 | 水の道逍遥


 昨日、野蒜(のびる)築港資料室の松川さんから電話をいただいた。野蒜築港を紹介するDVDがほぼ出来上がったとのこと。また、県庁内で開かれる会議の席で、紹介したいと考えているとのこと。

   ※野蒜築港資料室 ⇒ こちら
   ※松川さんとの出会いは ⇒ こちら(以前にブログ掲載)

「それはすごい。ぜひ、当方にもお立ち寄りも・・・。」 ということで、その会議の終了後にお会いすることにした。

 後片付けをしている職員に少し待ってもらい、DVDの一部を見せていただいた。

 正直言って(いつも嘘をついているわけではないが)、ジーンと胸のあたりが熱くなった。
 
 感動!! とても素晴らしい作品。そこには、真摯な研究者の姿勢を持ち続ける松川さんの収集、分析してきたものが、シッカリと整理されている。構成も解説もすべて松川さんの手によるものとのこと。

 松川さん曰く、「野蒜築港が取りやめになったのは、これまで言われてきた台風被害説というよりも、強い風、砂が堆積しやすいことに起因している。そのことを記述している文献も確認した」と。

「松川さんのしっかりと探求していくその姿勢に、とても大きな勉強をさせていただいています。」

 コーヒーショップで懇談しながら、率直な気持ちを伝えた。まさに次のような思いの日であった。


子曰、學而時習之、不亦説乎、
有朋自遠方来、不亦楽乎、
人不知而不慍、不亦君子乎。
                     『論語』巻第一  學而第一
〔読み下し〕
子(し)の曰(のたま)わく、学(まな)びて時に之を習う、
亦(また)説(よろこ)ばしからずや。
朋(とも)有り、遠方より来たる、亦(また)楽しからずや。
人(ひと)知らずして慍(うら)みず、亦(また)君子(くんし)ならずや。

〔通釈〕
先生がいわれた。
「学んでは適当な時期におさらいする、いかにも嬉しいことだね。
(そのたびに理解が深まって向上していくのだから。)
だれか友だちが遠い所からもたずねて来る、いかにも楽しいことだね。
(同じ道について語りあえるから。)
人が分かってくれなくとも気にかけない、いかにも君子だね。
(凡人にはできないことだから。)」

出典:岩波文庫 884-885a『論語』 金谷治 訳注 昭和44年発行

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