旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

蕃山~サイカチ沼~御殿山をめぐる

2011-05-03 23:45:32 | 宮城県の山
言い訳も見つからないまま・・・。


この連休には、東日本大震災被災地にたくさんのボランティアの方々が支援に入っている。遠くからわざわざバスツアーで来てくれてもいる。

そういう中で、ハイキングとは何事か。
「そんな体力と時間があれば被災地でドロやガレキの処理を手伝えば良いものを」と思わないわけでもない。

でも山には行きたい。
ということで、山道を歩くことで「これから自分なりにできる方策を思いつくかもしれない」と独り出かけてきた。
まったくもって言い訳にもならない。

蕃山(ばんざん)には結構な数の人が登っていた。
サイカチ沼はといえば、それこそ多くの釣り人たちが、ノンビリと糸を垂らしている。
とても大地震のあった県とは思えない光景。
三陸沿岸域のあの悲惨な状況は、夢にも浮かんでこなかったといったかのようだ。


ともあれ、かの高僧雲居禅師(うんごぜんし)が眠る蕃山開山堂、御殿山の諏訪神社には、これまで無かったと言っていいほどの神妙さでお参りさせていただいた。

※ 雲居禅師:朝廷から大悲円満国師とおくり名された京都妙心寺の禅宗の高僧。伊達政宗は、松島の瑞巌寺開山の師として懇請し、27年間も待ち続けたという。慶安3年(1650年)蕃山の麓に庵を結ぶ。この山をこよなく愛で座禅を組んだ。万治2年(1659年)78歳で入滅。山頂に葬られる。“遺命により墓石を立てず”。

※ 諏訪神社:宮城県重要文化財 国分一宮。創建は延暦年間(782~806年)の頃と云われ、当時は御殿山山頂にあり山神社と称していた。文治年間(1185~90年)に行われた奥州合戦で源頼朝が戦勝祈願し勝利した事から、伊沢家影に命じて信州諏訪大社の分霊を勧請し、堂宇を建立。



▲蕃山・西風蕃山(ならいばんざん)コース図


▲西風蕃山(ならいばんざん)頂上手前の展望台から仙台中心市街地を眺望


▲西風蕃山の頂上 標高 372.5m


▲頂上脇のアンテナ塔


▲西風蕃山から蕃山開山堂への道


▲蕃山開山堂(蕃山頂上) 標高 356m


▲下山コースにあったカブト虫の森


▲サイカチ沼~諏訪神社・御殿山コース図(サイカチ沼:車、御殿山:徒歩で周回)


▲サイカチ沼


▲月山池


▲諏訪神社   裏山(御殿山)には館跡、祠などが点在


▲頂上に向かう道筋にある祠(倒木が乗ったものもある)


▲御殿山にあった紫色のイカリソウ


▲蕃山の花(左上:ヤマブキ 右上:ムラサキヤシオツツジ 左下:ショウジョウバカマ 右下:カタクリ)


▲蕃山の花(左上:ニリンソウ 左下:エンレイソウ  右:ヤマザクラ



  
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