
2018.11.16(金)奥多摩の大岳山に行った。
平日ならばさほど混雑はなかろうと思いつつ向かったものの、そこはさすが関東の霊山。
武蔵御嶽むさしみたけ神社周辺は参拝の人たちが大勢行き来していた。
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大岳山おおだけさん 1266m
「大岳山は奥多摩山地の最東部に位置し、東京都で唯一日本二百名山に数えられるとともに、花の百名山にも名を連ねる名山である。」(『東京都の山』山と渓谷社)
御岳山みたけさん 929m
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こう紹介されているのを見て、これはぜひ行ってみたいと思っていた。
レンゲショウマ咲く季節も魅力的だが、秋の紅葉も格別だろうと期待。
しかし我が家からは、公共交通機関を利用して登山口までは3時間近くかかる。
レンタカー、カーシェアリングの活用もあるだろうが、コスト、渋滞などを考慮するとSuica1枚で乗り降りができ、往復3610円(鉄道とバス2500円+ケーブルカー1110円)程度で済むことには惹かれる。
朝5時に我が家から徒歩で二子玉川駅に向かう。
途中コンビニで昼食を購入。
二子玉川駅からは、東急田園都市線で武蔵溝の口駅へ~JR溝の口駅に移動・南武線で立川駅~青梅線に乗換え・御嶽駅~西東京バスで滝本駅へ。そこからケーブルカーで御岳山駅に到着。
朝が早いので、幸い全行程とも座ることができた。

(ケーブルカー発着の滝本駅)

(御岳山駅の広場からJR御嶽駅の方角を遠望する。)

(ここから歩きを開始。)
この先、けっこう距離がある。
売店や宿などの密集した曲がりくねった道をたどったところにある武蔵御嶽神社に参拝。
(参道の両側には大きな『講』の石碑が延々と連なっている。)



(階段には・・・。)


(神社の裏手に回る。)

(これから向かう奥の院遥拝所がある。)
神社から下りて、いよいよ奥の院を目指す。
天狗の腰掛杉を過ぎると杉の巨木群の間を抜けるようになり、やや険しい個所があったりして、「神域に近づいていく」そんな感覚が湧いてくる。



(奥の院)
社殿の左手から鍋割山に向かう。

(奥の院山頂1077m)

(岩場を越す。)

(朽ち木の造形が素晴らしい。)

(またまた岩場)

(下ったところの2本の巨木:右はミズナラ、左はアカマツだったか?)
少し上り返すと鍋割山山頂に到着。

(鍋割山山頂1084m)
ここで少し長めの休憩をとり、エネルギーを補給。
大岳山に向かう。

(鍋割山からの道)

(芥場峠からの道と合流)

(滑落注意にチョット緊張)




(大岳山荘跡:すぐわきには展望台(立入禁止)、トイレあり(使用可かどうかは私は確認していない。)

(大岳神社)
鳥居をくぐり、上を目指す。
山頂に近づくにつれて大岩越えが出てきた。



(にぎわう大岳山山頂)

(画像中央の後方には富士山)

(富士山をアップ)

(鋸山の方角)
山頂標識から離れた場所に腰を下ろして昼食。
奥多摩駅から鋸山を越してきた男性にいろいろ教えていただいた。
(その方はこの山頂まで約4時間かかったとのこと。)
下山は、芥場峠からロックガーデンを回るコースとした。
山頂からの大岩越え、滑落注意の個所を慎重に通過。
この辺りまで来ると気持ちも安らいでくる。

ロックガーデン入口に到着。
逆側からたどってきた人たちと交錯するようになった。


(綾広の滝)

(滝脇の巨岩とこれまた大きなカツラの木)



(来た道を振り返る。)
ロックガーデンを抜け、黙々と歩けば眼前にこれまた巨岩が出現。
右の岩には天狗の鼻のようにそそり立つものがある。
つい、カメラを向けてしまった。

(裏側には天狗岩という標識があり、岩に上部には石像が置かれていた。)
この後、杉林の道をたどって神社下に出た。
そして神代ケヤキを見上げたりしながら山頂駅に戻った。
出発間際のケーブルカーにタイミングよく乗車。
(車内からは行きも帰りもカモシカを見ることができた。)
滝本駅からバスに乗ろうとしていたら、下方の道で大きな交通事故があったらしく、渋滞している。
レッカー車に引き上げられている車2台は大破状態。
事故を起こした車は女性も跳ね飛ばしたとか・・・。
どうやら駐車場から出て、ブレーキとアクセルを踏み間違えたらしい。
こういうのを見てしまうと、公共交通機関を利用するわずらわしさはあるが、マイカーでないのも悪くないと思えてくる。
JR御嶽駅で約40分の待ち時間があったが青梅駅、立川駅ではスムーズに乗換えができ、しかも座ることができた。
南武線武蔵溝の口駅から二子玉川駅までの間もさほどの混雑でもなかった。
自宅までは、混んでいるだろうと思えるバスは避けて歩いて戻った。

でも、楽しそうなブログを見ると私も元気になります。
今はクリスマスローズの花を楽しみにしています。
元気に走り回る姿や声を思い出し、こちらも寂しい気持ちでいますよ~。
花が咲くまでには時間がかかるでしょうが、それもまた楽しみの一つ。
皆さん、お元気でいてくださいね。
今後ともよろしくお願いします。