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2015.05.29は盛岡市と宮古市の境に位置する区界高原の兜明神岳と岩神山を歩いてきた。
どちらもウオーキングコースになっており、道は歩きやすい。
好い天気の下で、静かな山を楽しんできた。
●兜明神岳(嶽) かぶとみょうじんだけ 1005m 【東北百名山】
●岩神山 いわがみやま 1103m
*
今回の山行は、翌日に網張温泉で開催される犬倉山と姥倉山に登る講習会『地図読み実践』に参加することに合わせてのもの。
我が家を出たのが遅かったので、登山口の区界(くざかい)高原ウオーキングセンタ―に着いた時には10:40を過ぎていた。
センターを覗いて見たら、見晴山付近で親子グマの目撃情報が寄せられている旨の張り紙があった。
今日はそこを通過するつもりでいたので、チョッピリ不安になってしまった。
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▲区界高原ウオーキングセンター
選んだ兜明神岳へのコースは、スキー場跡地の快適な野芝の道。
かわいらしいタンポポのボンボリに心が和む。
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林の道に入るとオダマキやマイヅルソウに足を止められる。
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▲オダマキ
続いて道は、緩やかな傾斜の野芝の上りとなっていく。
スズラン、フデリンドウなどの小粒で可愛らしい花が群生している。
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前方に開けたかぶと広場が見えてきた。
右手の林との境付近で、女性2人がワラビ採りをしていた。
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▲かぶと広場(建屋にはテーブル、ベンチが設置)
ここから右に道を進むとすぐに大岩の脇に出た。
山頂下の兜神社コースとの分岐では、家族らしい4人の方々が休憩中。
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▲兜神社コース分岐(山頂のすぐ下)
ヤマツツジの花の下をくぐって抜けた先には、巨大な岩塊。
”なるほど、これは見事!!”と独り言が出た。
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一見昇りにくそうだが、突起があるので適度に手足をかけることができるようになっている。
(それでも注意は必要。)
途中と岩頭の2か所に置かれた石祠を拝んで、後は誰もいないテッペンでノンビリと休憩した。
北西には岩手山、姫神山が望めるようだが、あいにく霞んでまったく見えない。
南東の早池峰山は、薄ぼんやり。
大気が冷涼な好天時は、まったくもって絶景なのだろう。
来た道をかぶと広場まで戻り、岩神山を目指す。
このコースは、採石が敷かれた広い道。
このまま進んで大丈夫かとさえ思えてしまった。
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広い草原に出た。
ここは、うまっこ広場。
区界高原最大の天然芝地帯と標識にはあった。
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▲ハルニエの巨木
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▲ナナカマドの巨木(満開状態)
進むと、岩神山登山口の標柱がある。
そしてブナとダケカンバの観察林地帯に入って行く。
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▲ベニバナイチヤクソウ
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さらに進むと、レンゲツツジの道となっていく。
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アンテナ塔の背後に岩神山が見えてきた。
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岩塊の下の道を上ると、山頂に到着。
これまた絶景かな!!
誰もいない。
岩の上を歩き回り、眺望を楽しんだ。
ここで昼食。
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(最後の上り)
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(岩神山山頂)
ここから下りて、東側にある三角点を覗き見し、うまっこ広場~かぶと広場に戻ってきた。
クマの目撃情報が気になるところだったが、せっかくなので見晴山経由で行ってみることにした。
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(かぶと広場から木立の中を下った先の野芝道)
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(見晴山入口の木にくくりつけられた「追跡ハイク問題」)
区界のクマの種類はどれかを問題としている。
答えが分かったら、鐘を鳴らせとある。
もちろん私も、クマには逢いたくないので鳴らした。
見晴山に着くと、兜明神岳の岩峰が良く見える。
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(見晴山から兜明神岳を望む)
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(兜明神岳)
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(同ズームアップ)
見晴山から区界ウオーキングセンター側に下って行くと、林の中にこの地帯の主のような木が出現。
人間も伐採することをためらわずにはいられなかったに違いない。
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▲シナノキ
つつじの丘に出た。
こちらも平場になっている。
案内板にはやはりクマ除けの鐘がつるされている。
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下り始めた先は、一面にアズマギクが咲く草原。
それこそ足の踏み場もない。
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▲アズマギク
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▲オキナグサ(大切に保護されていた)
区界高原ウオーキングセンター戻りは、15:15。
*
ここの施設にはシャワー室があり、利用できるとのことだったが、明日への備えと温泉入浴を考え、雫石の道の駅で車中泊することにした。
道の駅『雫石あねっこ』で温泉に浸かり、食事。
素晴らしい施設であることは言うまでもないが、何よりスタッフの方々の物腰やわらかな応対に感激してしまった。
※今日のコース
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