寒来光一の日替わり笑話

お笑い作家・寒来光一(さむらいこういち)が、毎日(たぶん?)、笑いのネタをお送りします。

お気楽悩み相談室を更新

2022-08-07 12:54:53 | その他

中日新聞プラスHPの「達人に訊け!」コーナーで、
「寒来光一のお気楽悩み相談室」を連載しています(毎
週日曜日更新)。
 内容を更新しました。
お悩み相談その309「片道30分の徒歩通勤をしていたが、
20分で行ける道を発見しショックを受けている」

          ↓

https://plus.chunichi.co.jp/blog/samurai/article/560/10729/

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犬のしつけ(笑ート笑ート)

2022-08-06 10:02:29 | 笑ート笑ート
 順子と裕美は、どうも性格が合わなかった。
「うちの犬は、『おすわり』も『お手』も、三日でマスターしたの
 よ」
 順子が、自慢気に言った。
 すると、裕美も負けてはいない。ひるむことなく、こう言い返し
たのだ。
「あーら、うちの犬なんか、『すわるな』も『お手を出すな』も、
 一瞬でマスターしたのよ」
 
  昨夜は、小倉で花火の大イベント。
  二階の窓から、ほんの少しだけ見ることができました。 
 
中日新聞HPの「達人に訊け!」コーナーに、「お気楽悩
み相談室」を連載しています。
か分からないような気になる。 
相談その308「意見を求められた時には『ウム』と答えて
いるが、中身のなさがバレないようにしたい」
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その後の鶴の恩返し(笑ート笑ート)

2022-08-05 11:11:28 | 笑ート笑ート
 鶴が去ってからというもの、おじいさんとおばあさんの間には、
いさかいが絶えることがなかった。
「おまえがのぞいてみると言うから、いけなかったのじゃ!」
「おじいさんこそ、私をきちんと止めてくれなかったじゃないです
か。何年付き合ったら、私の性格をわかってくれるの!」
 いくら言い争ったところで、去っていった鶴は二度と帰って来な
い。
 鶴の織ってくれた布を売って大きな収入を得たため、二人の生活
はすっかりぜいたくなものになっていた。鶴がいなくなってそんな
収入が見込めなくなっても、一度慣れた暮らしは、なかなか変えら
れるものではない。みるみるうちに、蓄えは少なくなり、二人の生
活は窮地に立たされた。

 その時である。すばらしいアイデアが、おばあさんにひらめいた
のだ。さっそくおじいさんに相談したが、あまり乗り気ではなさそ
うである。しかし、おばあさんの執念のこもった説得に、おじいさ
んもついに首を縦に振った。

 翌日から、おじいさんはせっせとワナを作り始めた。もうお分か
りだろう。鶴をつかまえるためのワナなのである。もう一度、鶴を
つかまえて、それをそ知らぬふりをして助けてやる。その鶴は、き
っと恩返しに来てくれるはずだ。
 二人の安易な作戦は、果たして成功するのだろうか。可能性とし
ては、非常に低いと思われるのだが……。
 
  昨日4回目のワクチン接種。今朝、少し微熱の副反応があり
  ましたが、少し昼寝をするとほぼ平熱に戻りました。 
 
中日新聞HPの「達人に訊け!」コーナーに、「お気楽悩
み相談室」を連載しています。
か分からないような気になる。 
相談その308「意見を求められた時には『ウム』と答えて
いるが、中身のなさがバレないようにしたい」
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ほめ方(笑ート笑ート)

2022-08-03 09:58:49 | 笑ート笑ート
 喫茶店の前で、一組のカップルが立ち止まった。
「この店のコーヒー、めっちゃうまいんやで」
「わあ、楽しみやわぁ」
 恋人の達也は、いいところをすぐにほめる。そんなところ
が由美は好きだった。
「ほんでな。ケーキがこれまた、ごっつぅうまいんや。コー
 ヒーが、まずう感じるぐらいうまいんやで」
 しかし、そのほめ方がいつもいまひとつなのが、由美は気
がかりだった。
 
  熱帯夜が続きますね。暑くてなかなか眠れない日々。
  ぐっすり寝ったいや。 
 
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その後の一寸法師(笑ート笑ート)

2022-08-02 10:37:39 | 笑ート笑ート
 一寸法師と姫は、その後幸せな人生を送ったかというと、実はそう
ではない。
 打ち出の小槌という万能道具があるために、すべて願い事がかなっ
てしまうのである。

 人生が思い通りになるというのは、一見、幸せそのもののように思
えるが、考えてみればこれほど退屈なこともなかった。何でも努力せ
ずに実現できるのだから、やる気も失せてしまう。一寸法師は、打ち
出の小槌を手に入れたことを、心から後悔していた。

 一方、姫はと言えば、小槌でブランド品を次から次に手に入れ、限
りなき欲望を満たそうとしていた。いわゆる「打ち出の小槌シンドロ
ーム」にかかっていたのだ。

 一寸法師は、思った。
「このままでは、自分たちの人生がダメになる」
 そこで、一寸法師は、思い切って打ち出の小槌を焼いてしまったの
である。
 怒ったのは、姫の方だ。
「このボケ、カス、アホンダラ!」「打ち出の小槌を焼くやなんて、
なんちゅうことしてくれたの!」
 あらん限りの言葉を連ねて、一寸法師を罵った。

 しかし、焼いてしまった物は、もう元には戻らない。姫もとうとう
あきらめてしまった。そして、その後は、どんな困難にぶつかっても、
手を取り合って乗り越え、幸せな人生を送ることができたのだった。

 それにしても、一寸法師は大胆な決断をしたものだった。打ち出の
小槌を焼くのは、大きなリスクだったのである。しかし、一寸法師の
リスク管理意識は、なかなかのものだった。
 実は、どうしてもうまくいかなかった時のために、手は打っていた
のだ。打ち出の小槌の複製を作り、こっそりと金庫に保管しておいた
のである。
 
  今日は、今年一番の暑さとなりそうです。
  熱中症にどうぞお気をつけください。 
 
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占い(笑ート笑ート)

2022-08-01 10:24:54 | 笑ート笑ート
 清川は、占い師に手のひらを見せていた。これから行く競馬
の勝負運を占ってもらっていたのだ。
「ややっ! これはすごい。大穴が当たりますよ」
「やったあ!」
 清川は、一刻も早く競馬場へ向かおうと、財布を取り出して
料金を支払おうとした。ところが、占い師は首を振って、小声
でこう言ったのだった。
「お客さん、お代は結構ですから、何番を買えばいいか教えて
 くださいよ」
 
  今日は、猛暑が戻ってきました。
  今週は、暑さもコロナもピークになりそうですね。 
 
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