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こういうダメ人間もアリか…

2013-08-10 16:06:23 | 漫画
商品がありません。
アービィー!!!(byコード野郎)

……すいません、つい、暑さで……。
最近ブーム(もちろん残念な意味で)のGジェネのコード野郎が浮かんで…。

さて、上記の画像、私が最近新しく読み始めた漫画です。
『最後のレストラン』という漫画。既刊3巻。
主人公 園場凌の経営するレストラン「ヘブンズドア」に、ある日を境に突然「死に瀕している」歴史上の人物がタイムスリップして現れ、無茶な注文をする……というストーリー。
お客として現れる歴史上の人物達は、病死や老衰ではなく、事故死・殺害・処刑・戦死・自殺など、通常の死に方をしていない人物ばかり(ダリは例外)。まあ、病死や老衰なら、死ぬ直前にまともに食事などできないので、当然と言えば当然ですね。
シェフ園場の料理に満足したお客達は、また元の時代に帰っていく……(ただし、ジャンヌ・ダルクとヒトラーの愛犬ヴォルフだけは除く)。
……という、コメディ漫画です。コメディです。多分。
ちなみに、主人公たちはずっとお客様が「歴史人物になり切った現代人」と思い込んでいます。気づこうよ。
ダリがアミバだったり、土方が荒木先生だったり、随所にパロディ的要素が含まれています(笑)

絵柄が可愛らしい感じのコメディですが、ネタはよく練られていると思います。私は料理には詳しくないけれど、料理ネタもしっかりしているし、歴史についても消化できている感がありますし、登場する歴史人物は比較的好意的にとらえられていますね。カエサルはただの変なおじさんだけど(笑)

主人公はネガティブですぐにやる気を失うダメ人間で、すぐに店を閉めようとしたり引きこもろうとしたり自殺しようとしたり……こういうタイプのダメ人間て、漫画の主人公としては珍しい…DQNとかはよくいるのに。
ネガティブなんだけど、有能なんですよね…。料理の腕も一流っぽい。
彼にツッコミを入れるのがアルバイトの有賀さん(普通の女子高生)と前田さん(いったい何か国語が喋れるのこの人…。彼女がいないと話が進まない)。あとは、まったく空気を読まず天衣無縫なジャンヌ・ダルクが途中から加わります。ジャンヌは初めはヤヴァイ人だったけれど、話が進むにつれ、彼女特有の純粋さがいい方向に発揮されてきます。

時々挿入されるネタにたまに吹き出しながら、意外に深く「人の人生」というものを掘り下げている作品です。


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