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残念な人の残念なブログ。

自分の作品に感想をいただくことについて

2022-02-06 11:51:59 | 自分のヲタ活動情報

同人誌やWebなどであげている作品の感想については、昨今様々な意見が多数の方から述べられています。
実は、昨年からいろいろ思うことがあり、私自身も感想の方法論について、今年は昨年とは違うやり方に変えようと思いました。
そんなこともあり、これから数回にわたってブログで自身の感想のあり方について述べていこうと思います。

※ここで述べていることの主語はあくまで「私」であり、完全に個人的意見です。
ですから、ここで述べている私の意見と、読んでくださった「あなた」との意見が相違するものであっても、何も気にすることはありません。
また、特定の誰かを非難する意図はありません。

 

感想とは

ここでいう「感想」は、メールや手紙、感想用フォーム、マシュマロなどの匿名ツール、SNSのリプライやDMなどを通じて受け取る作品についてのコメント、SNSでのRTやいいね、を指します。

作品と感想の関係性について

私自身は、自家発電できるヲタクです。つまり、作品を著すことと、その作品に対して感想をいただくということは別物だと考えています。
思いついたら勝手に手が何かを作っています。
発表できる場があれば出してしまいます。
たとえ、結果がしょんぼりするもの(つまり、頒布が自分が思い描いたものではなかった、とかですね)であって、落ち込んだとしても、0なら0で需要がなかったんだしゃーないと思うし、0じゃなければ手に取ってくださった方ありがとう!神!ってなります。
ちなみに落ち込まない時もあります(笑)
私は、昔から地理的にもジャンル的にも辺境でヲタクをやっていたので、まずは作る→頒布なんですよね。
感想は遥か先にあるイメージです。
だから、感想が全く来なくても、気にせずそれからも何かは自家発電するんだろうな〜と思います。
ていうか自身の作品はまず自分が読んでニヤニヤするためのものだったりするので、正直頒布しなくてもいいのでは?と思ったりもしています。
じゃあなぜ頒布するのだ、というと、まあ……他の方に読んでいただけるのが嬉しいからなんでしょうね……。

好意的な感想をいただくことについて

とはいえ、もちろん私も好意的な感想をいただければ大変嬉しいです!
嬉しい!
めっちゃ嬉しい!
超嬉しい!
長文でいただいたりしたら、神降臨!ってなりますね!なんか完全に語彙崩壊していますが、まあ語彙は崩壊するでしょう。
ありがとう!ありがとうございます!こんな辺境まで来てくださった上、感想までいただけて!さぞお疲れでしょう……お茶でもどうぞ(ちゃうわ)
「感想を書くのが苦手なのですが、応援しています」というコメントもいただいたことがあります。
いや、感想を書くのって本当に大変でしょう。読みました、応援しています、それだけで本当に嬉しいので……。
キャラ名を認識していただけるだけで本当にありがたいです。二次創作でもないのに(まぁウィザードリィは完全に二次ってとこでもないのが難しいところ)、自キャラを認識してくれているのですね!身内でもないのに!ありがとうございます!

もちろん、手に取っていただける、読んでいただけるだけで大変ありがたいです。本当にありがとうございます……。
だから、感想を無理強いしたいとは思いません。
手に取ってくださった方の負担になるくらいなら、感想は必要ありません。楽しんでいただける、私のようにニヤニヤしてもらえる(なんなの)が一番なので。
「あなたの作品を買ったよ」といういわゆる戦利品連絡も嬉しいですが、それもなくて大丈夫です。何処かの誰かに引き取られていったことは確実にわかるので。直接お礼が言えるかどうか、そこら辺の違いかなぁと思います。
なので私は、イベント後にエゴサすることもあるし、しないこともあります(笑)
私の場合、作品を生み出すことと、感想をいただくということにあまり接点を感じない方が健康的にヲタク活動をやっていける気がしています。
また、厳しい話になるかもしれませんが、感想をいただくことでお相手の人間性を計ることのないよう努めていきたいと考えています。
一方で、非常に丁寧な感想をいただいたら、「とても嬉しい」という感情は持ちます。その方に対して、一時にせよ長くにせよ、 好意的な感情を持つことはあり得ます。ですが、人間関係というものは、諸々の言動の積み重ねだと思っていますので、その感情が強くなるか弱くなるかはその後次第です。
好意的な感想というものは、ある種そうしたふわふわと曖昧なものだと思っています。

否定的な感想をいただくことについて

私は幸いにして、作品そのものに対して「嫌い」「面白くない」「合わない」といった否定的な感想をいただいたことがありません。
だからといって、私の作品に対して、そうした否定的な感情を持った方が皆無だとは思っていません。
ただ口にされないだけだと思います。私の周りの方は、きっと皆お優しいのでしょう。
作品が自分にとって好ましいか、そうでないかというのは必ずありますから。私にもありますし。
「合わないな」と思った場合、そっと去っていただくとか、知らないふりをするとか、反応しないとか。そういうことができる方は大人の対応ができているのだと思っています。
否定的な感想をいただいたことがないので、その時どう感じるかはその時になってみなければわからないな、と思います。
もし今後、作品を通じて私に対する人格否定のコメントがあったりしたら、まあ、普通に拒絶するでしょうね。
人格否定する人を受け入れる器も受け止める義務も私にはないですし。
どうぞ、他のあなたのお眼鏡に叶う人を探しに行ってくださいね、みたいな。

終わりに

あくまで私の個人的な感覚・感情として、感想をいただくことについて書いてみました。
感想を受け取るということは、私にとっては第一に「たいへん嬉しい」ことです。しかし、だからといって私は、感想をいただくことを強制したくはありません。
手に取っていただいて、「あー、面白かった」となって、もし気に入ってもらえたら次の本も読んでいただければ……みたいなサイクルになれば嬉しいなぁと思っています。

ただ、私は、「感想をください!」と堂々と言うことはアピールになるとも思っています。言っても言わなくても、実は感想を書けるというのは特殊スキルなので、それだったら感想を書けるスキルを持つ人のアンテナに少しでも引っかかるようにすればいい。私も感想をいただければとても嬉しいですし、単に感想が欲しいということをうまく伝える言葉が見つからないだけかもしれません。
頒布とは別に感想がないとつらい、という感覚もわからなくはないです。
感想がこないから創作をやめる、と言うのも、それはそれで自分のメンタルを保つために必要なのかな、と思います。
感想が来ているのに「感想がこない」と嘆く人、それも、その人の文脈で言えば「私の眼鏡に叶う感想が来ない」ということなのかもしれませんね。
ログアウト前と言っていることが違う気もするのですが、それは自分が心性史や感情史というものに足を突っ込んだためかもしれません。

いずれにせよ、私自身は持続可能な同人活動のため(笑)感想をいただくということとうまく付き合っていきたいと思っています。

……実は、本番は「私が感想を書くことについて」です。それはまた後日。