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恐竜博@国立科学博物館

2016-06-05 21:34:05 | 博物
記事のネタは色々あって、一つは自分的に鬱なネタ(Mac使ってる人なら共感してもらえるだろうて)、もう一つは完全にネタで、今回は楽しかったことをネタにする。

先日、上野でやってる「恐竜博」を見に行った。
金夜に行って、係員に混雑状況を聞いたら、「結構混んでる」とのことだったので覚悟して行ったら全然混んでねぇ。
んで、前々回の「生命大躍進」展で写真を撮れることを知ったので、張り切ってデジカメを持っていった。

今回の展示は、「恐竜学(古生物学かな)の最新の研究結果をうp発表!」みたいな感じだった。
主に、最大の獣脚類スピノサウルスのお披露目!みたいな感じだったけど、それ以外にも色々あって面白かった。
恐竜の赤ちゃんの化石や、パラサウロロフスの声の再現みたいなのもあって、ほえ~最新の恐竜の研究って色々進んでるのねぇ、と。
私が子供の頃は、パラサウロロフスの頭の突起は、音を出す器官か、そこに空気をためて水中に潜るのか、どっちかわからなかったんよ。
それが、今は音を出す器官でほぼ決まりで、しかもその音まで再現するなんてね。
あと、草を食べる獣脚類ってのも面白かった。
獣脚類は基本肉を食べるけど、中に草を食べるヤツらが現れて、それって熊とパンダみたいなもんですよ、っていう映像の説明が面白い。
確かに、あいつら、熊なのに笹食べるもんな。
そこらへんにたくさん生えている植物を食べられるようになったことで、恐竜は繁栄していったらしい。
パンダが笹を食べることで白黒の人間に媚びてるような模様になって動物園の人気者になったようなもんか(全然違うし)。

植物の化石も展示されていて、わ~何か懐かし~と楽しく見てしまった。
もう住んでないから地名出しちゃうけど、昔、大年寺山ってのが近所にありまして(ジョジョリオンの岩人間の元ネタ)、あそこで植物の化石?みたいなのが取れたんでよく遊びに行っててね。
今考えると、結構斜面あったし、危なかったんじゃね?って思うけど、子供ってそんなこと楽しみのためなら全然気にしないのな。
あそこからもっと色々取れたりしたのかな。
野草園もあるし、機会があればまた行ってみたいね。
私らが化石取りした場所は、時代の流れから言ってきっと立ち入り禁止になってるだろうけど。

一番の目玉のスピノサウルスVSティラノサウルスは、やはり迫力があったね。
それにしても、ティラノサウルスの人気はすごい。みんなスピノサウルスよりティラノの方で写真撮ってたしな。
やはり、白亜紀末期に活躍していただけあって、ティラノは肉食恐竜の集大成みたいな進化をしたんだろうな。
スピノには悪いけど、やっぱカッコいいんだよねぇ。
フォルムとか完成されてる感じで。
スピノサウルスも、水中で活動していた肉食恐竜ってことで、インパクトあるけど。
そして、想像してたよりどっちも大きいんだよねぇ。


ティラノVSスピノ夢の対決。真ん中になんかいる。


スピノさん。正面から。


ティラノ先生。正面から。
個人的に毛が生えていない昔の復元図の方が好きだったお。
でも、恐竜が恒温動物なら仕方ないね。


ティラノ頭部。襲われたらイチコロです。




ついでに毛が生えてる方ビフォーアフター(違う)。

今回も短い映像コーナーが所々に配置されていた。そのナビをしていたのが、恐竜に最も近い爬虫類アシリサウルス。全長1.3m。
このアシリサウルスたんがめちゃめちゃ可愛くて、ペットにしたいくらいなんだけど、おそらく大量のアシリーたんに食い殺されるみたいなオチが見えた。
ティラノに比べるとホントにペットみたいな大きさなんだけどねぇ。

今回、思ったより展示数が少なかったなぁ……と、前々回の「生命大躍進」展と比較して思った。
ついでにいうと、「生命大躍進」展も金夜に行ったのに入場者数が桁違いに多かった。
何が違うん?って思ったら、どうやらスポンサーのような気がしてきた。
「生命大躍進」展のスポンサーにはNHKがついてたのよ。今回は違ったのね。
ジャンルは違うけど、同じ時期に上野でやっていた「若冲」展も、展示もすごかったし、入場者数もすごいことになってたのね。
そっちもNHKがスポンサーで、激しく広報活動してたみたいなので、それでかな?
金あるねNHK(苦笑)。「生命大躍進」展の時もさ、映像は4Kだし、復元模型もいっぱいあるし、もちろん展示数もものすごい数だった。
入場者数が少ないのは見学する側としては楽だけどね。

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