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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

悲しみをみつめて

2020-09-15 21:08:53 | 日記

秋晴れの日。やや暑いくらいだ。サッカー関連の方が芝生用のルンバのような芝刈り機を宣伝している。芝の管理にはとても便利らしい。その講習会のお手伝いに滋賀の高島市に出かけた。

琵琶湖哀歌という歌がある。(周航の歌とは違う)昭和16年に琵琶湖で起こった四高(現・金沢大)のボート遭難事故を歌ったものだ。その追悼の桜が琵琶湖畔に1000本植えられたという。高島市でそんな記念の碑を見てきた。若き11名のいのちを惜しんで哀歌が歌われ、桜が植えられたそうだ。

今日のまぶしいくらいの陽ざしで思い出した。塾を経営しているころ、夏休みに中3の男子生徒が風邪のウイルスが心臓に入り亡くなった。「先生、豆腐は何の肉からできるのですか?」などと質問する子だった。夏の講習は朝から長時間で、宿題も多かった。そんな時期での欠席で、最初はさぼり?とも思われた。休みだして5日もしないうちにお母さまから亡くなりました という知らせを受けた。信じられないまま、元夫と私は通夜と告別式に出た。暑い日の昼の告別式、喪服を着た母親が崩れそうだった。

あまりにも鮮明にその風景を覚えている。夏の講習は、男の先生はガンガンクーラーを入れる。寒いくらいだ。私たちはそんなことが原因ではないか?宿題は多くなかったか?生徒の体調をちゃんと見ていたか?など話し合い、反省した。生徒の健康管理に注意していれば、大事ないのちを失わずに済んだと思った。私はそれから生徒の健康状況をまず注意した。(心身ともに)上に立つものとして、悲しみはつらくても見つめなくてはならなかった。私たちは新しい教室を作るときは、クーラーの位置など注意をはらった。自分の教える科目の成績を上げるために、他の教科のことも考えず宿題を出すことをやめてバランスを大事にした。つらい思い出でもある。

今日は琵琶湖を眺めながらそんなことを思い出した。

 


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