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おせん泣かすな馬肥やせ

2020-12-03 17:55:52 | 日記

あっという間に辺りが暗くなってしまった。お昼過ぎからは時雨て寒い。コロナウイルス禍とは言え、お歳暮が届いた。こちらもお贈りしなくてはならない時期だ。お付き合いも減ったので楽にはなったが、偉い立場でもないので、頂いたままというわけにはいかない。頭と懐を悩ませながら、「ほんの気持ちです」という感じだ。お世話になった方が多いと しみじみ思う。

昨日、手紙の話をブログに書いた。短い文でも心が届けば と思っている。それで思い出したのが、「一筆啓上 おせん泣かすな 馬肥やせ」だ。家康の家臣、本多作左衛門重次が長篠の戦いの際陣中より妻に送った手紙だという。おせんは嫡男の仙千代だという。短い文面に(日本一短い手紙とか)戦場から妻や子を思う気持ちがよく表れている。時代劇を見ていもわかるように、刀という武器で戦うわけだから、命の保障はない。この時代の「覚悟」とは・・・。

戦場で戦う夫もそうだが、領地で家を守る妻の覚悟もさるものだろう。いざとなれば自害も辞さないのだから。今のようにメールもない時代、夫が帰るまで、しっかり家を守るのだろう。話は少しづれるが、75歳以上の方で、父親が戦死して母親が苦労して育てたケースも多い。お友達が「でも、私はいいのよ、父が私の名前を付けて母に戦地から送ってくれたの。だから、貴重な名前なの」と。そのような話は多いのだろう。

今、コロナ禍で医療現場はひっ迫している。第1次の感染拡大の時は、家に帰れない医療従事者が多かった。便りが(メールが)ないのが無事働いている知らせ と家で待っていた家族も大変だったと思う。「経済」か「安全」か難しい問題だが、それぞれの立場が背負う重荷が少しでも軽くなればと、毎朝祈っている。

 


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