一つの長い付き合いが終わるとき

私たちは、なんておろかで、自分勝手で、わがままなんだろう。
あんなに嫌だと無理だと思った、でも離れられなかった人に終止符を打つとき、
よかった思い出ばかりがよみがえる。
後ろ髪をひかれる。
だから、あなたと終われなかった。
期待も、なにも未来は見えなかったはずなのに。
私はわたしで、こっそりと、自分の道を探していたくせに。

あなたが好きでした。
あなたとの未来は考えられなかった。
いつもぽっかりすーっと、冷たい空気が流れて、わかり合うことなんてできないと思った。
それでも、なぜか好きでした。

ありがとう。
さようなら。