始まりそれとも終わり②

もうダマされないぞ
そんな甘いコトバなんかに揺り動かないぞ

そんなふうに躍起になってそして切なく
悲しくなっている私が

とてつもなくかわいそうで、
かわいい




本当は
似たヒトが通るたび、
重ねて見てた。
いつか「ゴメン。」て現れるんじゃないかって
ひっそり、私にわからないように祈ってた。


私の中のどうして

どうして

どうしてどうしてどうしては、


いつのまにか
私が悲劇のヒロインになるための材料となってしまったようだ


今は彼から話を聞くのが怖い

しかし
事実は聞かなければ。


息苦しい心地好さなんか持たなくていい。
麻痺させてはいけない私を。

しっかりと、手離すのだ彼を。

始まりそれとも終わり

忘れられていなかった。
苦しかったのに
辛かったのに
悲しかったのに
ありえない事たくさんされたのに。

大好きだったんだなぁ私。
見ようとしないから
どうしても見てしまう

ダメと言われるとやりたくなるのと同じように



全部消したはずなのに
一つだけ見つけてしまった保護メール。

これでも返事がなければ

やっぱり胸にしまおうと思っていた。

なのに




返事がきてしまった。


今までの時間を彼は私にどう説明するんだろう



今日わかる

期待せずに

あの時みたいに私は待つのだろう