満月で終わらす

やっと終わった。
正直揺らがされた。
何年も眠ってた私の女を引き出したサイテー男が数年後。
でも、そのおかげでわたしは、
好き。をまた知ることができて、
傷ついて、
前に進んだ。

今日は満月、

あのときも、満月だったことを覚えている。

不思議。

人生の過程で、なくてはならない男だったのかもしれない。

めちゃくちゃな、ど直球な、気難しいやつ。
あんなにあんなに待っていた返事が、今さら来るなんて

貴方の隣が

わたしは

貴方の隣が

わたしが私で居られる場所。だと思う。


あなたはそういうふうに、おもっているのかな。

なにも求められない幸せ

側にいてくれるだけでいい。

どこまで本当か、わからないけど、

色々なあった彼なら、その一言がわかる。

私は向き合うよ
ちゃんと話すよ
本音を話すのが多分お互いに苦手かもしれないけど
でもあたしは
あなたのことを大切だと思うから
話したいと思ってる。

我慢ばかり続けていたら
いい人ばかり続けていたら、
どこかでプツンと、人間きれてしまうこと、私は知ってる。
だから、大切な人こそ、ちょこちょこ、小さなことを
伝えていきたいんだ。

ありがとう。
そんなふうに、言ってくれて。
だから私、頑張ろうと思う。
少しずつだけど、変わろうと思うし、変わる。
その決意は、変わらない。

心地よくいられる人の説明がつかない

この私が、料理を人のために作ること
今まで一泊２日でいっぱいいっぱいだった私が、
早く帰って病気になりたかった私が、
あの人と一緒に居たがっている。
病気に戻ることより、
あの人と居る心地よさを、選んでいる。
三泊４日の旅行を即決めするなんて、今までの私じゃ考えられなかったことだ。
病気の不安より、あの人と長時間過ごせることにこころがわくわくしている。
そりゃ、まだ薬とタバコに頼るのはまだ治らないけど。

なぜなのか、説明がつかない。
あれだけ病気を愛していたのに、憎みながら、あいしてやまなかったのに。

これはホルモンも正常になってきて、
面倒くさいものでもやっぱり嬉しくて。

自然体って、こういうこと？
居心地がいいって、こういうこと？
説明がつかない。

かっこよくいなくたっていいんだ、そのまんまでいてもいいんだって、思わせてくれるあの人を、これからも大切にしていく。

優しさを知らなかったわたし

あんな優しいものが

あんな優しいやり方が


あったんだ

こんな幸せもそこにあったんだ






わたしはそれを今日、


初めて知った。


そんなものなら悪くないなって、

あなたはまた思わせてくれる

あなたといると
私は発見ばかりだ

知らないわたし
知らないあなた

どんどん重なっていく





目を閉じて

何度も思い返してみる

胸の真ん中が
お腹の真ん中が

きゅんって。

鼓動が早くなる。

眩暈がするほど。



知らなかったんだ私。
なんにも知らなかったんだ。

こんなに優しいなにかがあることを。






ずるいよ、あなたのやり方。

つい、笑ってしまうではないか。


あなたの優しさをまたひとつ、わたしは知ってしまった