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通販生活の「よ句もわる句も」、兼題「葉桜」人選いただきました。夏井先生
ありがとうございます。
葉桜や杜氏は蔵を移るらし ⑦パパ
はざくらやとうじはくらをうつるらし
事前勉強句会では、19点の4番目の句でした。季語は「葉桜」(初夏、植物
)季語解説、桜の若葉を葉桜という。葉桜は場面によってその心が異なる。散
り果てた花を惜しんで葉桜になってしまったと嘆くこともあれば、すがすがし
い若葉を前にして初夏を讃えることもある。ですが、僕の今回の句は前者の惜
しむ方の句です。
句意は、不味いことで有名だった某造り酒屋を日本一にした杜氏Dさんでした。
彼の造った新酒をみんなで飲む会を5~6回は開きました。そして不味かった
その蔵も、彼のおかげで銘酒と呼ばれるようになり、フランスのワインコンテ
ストでも「日本酒部門」で金賞に輝きました。そんな職人肌の杜氏Dさんは、
蔵元と酒造りの意見が合わなくいなり他の蔵に移っていきました。「移るらし」
と伝聞による推測より、「移りをり」と言い切った方が良かったのかな?と散々
悩んだのですが、伝聞を選びました。正解だったようです。
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中七下五、他の季語でも行けそうで
いけないと思ってます。
実話は強い証明ですね!
中七下五が良いですよね。なんか『渡りの杜氏』みたいな感じがして。
語れる、やはり俳句は凄いですね、「らし」の意味も分かりました勉強になりました。
次の蔵も、OEMで安酒を大量に作っていたのですが、
癌の蔵元に「息子を仕込んでくれ」と頼まれ、ここ
も銘酒と云われる酒になったのですが、蔵元が亡く
なられたら、高い材料を使う杜氏はいらないと、奥
さんと息子に蔵を追い出されました。いま、酒米使っ
てないですからね、この蔵。笑うよ。
花を惜しむ気持ちに寄り添った御句ですね!
去るではなく移るというのも、この杜氏の次の活躍が期待できることを表していると思いました。