遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

東郷青児

2013-12-08 07:40:47 | 絵画

笠間で買ってきた

エコール・ド・パリ展の図録を読んだ

エコール・ド・パリの画家たちの愛した女たちの話になり

最後にミュルジュールの描いたボエームの世界そのままだ

なんて結びで思わず笑った

この第一次大戦をはさむ時代の文化はすごいものがあるが

この時代はどうだろうね?

日本なんかこの戦争前夜に突入か

といわれる事態に 学生運動 なんで起こらないのだ?

という声も多いけれど

娘が参加したらしい大デモというの

ポチプレスさんという人は 成立しちゃった後は大事なのはこっちでしょうと

その

大デモのことを言ってたが

なんのことか

そこにいなかったからわからないが

わたしは

若者(娘はもう若くないけど)を基本的には信じてる

私みたいな婆さんの発想とは違う方法で歴史を動かしていくパワー

ちゃんとあるという風に根拠なく信じる

だって 生きてるんだから

もっとも今回の暴挙で安倍は墓穴を掘った

という事態になるかも

これで国民が目覚めちゃって

憲法改正(間違った改悪)なんかできないようにしたことになると

思いたいがな

予断は許せない

ああ

エコール・ド・パリだ

何となくこの言葉で パリだ

とうれしい響きだったけれど

あらあら

古いフランス人は眉を顰め

もうモンパルナス界隈なんか

巴里なんか

あ~~~やだやだ

という人々も多かったのね

フランス人は外国人にもユダヤ人にも胸襟を開いて

受け入れ

巴里に芸術の花開く

というイメージだったが

戦争も絡むと

民族差別もすごいものだったのだな

同じユダヤ人でもフランス生まれのユダヤ人は東欧のユダヤ人を差別的に見たって

ドイツとの確執は

あまり勉強しなかった私も知ってたし

民族問題の立ち上がるとき って  必ず戦争が絡む

って 今の日本もそうじゃないねえ

さて 東郷青児は日本に初めてキュビズムを持ち込んだ

ってどこかで習った

Img751

↑ 1923年の東郷青児の絵

わたしが中学のころ渋谷のケーキ屋さん フランセの包装紙が東郷青児の絵で

お店にも大きな絵が飾ってあった

(あそこのマロンパフェが好きだったのだ・・ もう無くなっちゃった)

それは

Img_660274_10785313_0

こういう風な絵の包装紙だった

若いころは

何でこれがキュビスムなの?と不審だったが

今にしてみると

キュビズムからここに来たというのは分かる気がする

こういうのを

島田章三は

かつて日本にはキュビズムが入ってきたことはなく入ってきても形式だけだ

と言ってる

ご自分が初めて本格的に取り入れた画家だ

というわけだけど・・・

いろんなキュビストが居たけれど

そういう風にいろいろに派生して それぞれの表現になっていったんだからね

時代の結び目の キュビズム というわけだな

と思った

エコール・ド・パリの画家の日本人って

フジタしか認識してなかったよ

無知な私

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