昨日お絵描きコーナーにやってきた子供たちのおしゃべりを聞いていたら
「遠近感の絵って描けないのよね」
というので
「それなに?」と聞いたら
学校で遠近感の絵を描くのだけれど
難しくてできないという
小学校4年生だ。
?4年生に遠近法教えるのか?
と思って
教科書にそういう課題があるの?
ときいたら
そうではなく先生がそういう絵を描くように言うのだそうだ
その子たちの描く絵を見て
先生が 遠近感だの立体感だの表せるようにと
指導なさるのだろうが
ちょっと 発達段階に 合わなくないか?と思った
早熟な子には いいかもだけど
それは 中学二年生の課題だよ
小学校の 絵の先生ってやってみたかったかもだな
さて
会長さんとはいろいろ話した
会長さんの絵
立体感は洗わせているけれど
遠近感は出せていません
そんなことは課題にしなくてもいいのだよな本当は
でも
会長さんは真面目なので
一つ一つ丁寧に絵に仕上げないと 描きあがった感じがしないので
結局 それぞれのモチーフを一生懸命仕上げて描いてきた
(講座の時はほとんど描けてなかったのだ)
これからは 絵を全体として考えて
大きさとか強さとか配列とか
リズムを 等比級数的に考えてみるとか
そういう風に 見方を変えてみたらどうだろう
と 言ってみた
(相手は元数学の教師だ)
そんなことの以前なのよ 一つ一つの形が取れない描けない
そこから抜け出られないの
と
仰る
で
手元にあるリンゴで
奥に並べて これだけ離れているだけで
このリンゴの見かけの大きさの幅は
手前のもののほとんど半分だよ 後ろのは
Sさんの絵 茄子もトマトもほとんど同じ大きさに描いてるけれど
これ 見た目にはありえないことだけれど
一つ一つ丁寧に描こうと思うとこうなっちゃう
あと これらが同じような大きさのものだということを知っているから
人間の眼は修正するんだわよ
と言ったのだけれど
そういう人間が描くんだから
それでいいのだけれど
ああ
余計なこと言っちまった
その話の時 見た目の大きさを測るのに
鉛筆を横にして ひょいと物差しにしたら
大塚先生も
こうやって測ってみろ
とおっしゃるけれどわからないのよ
それ出来ないのよ
とおっしゃる
!! そっか
他の人もそうかもしれない
今度 画面の中の車線の角度で見る見方をお教えしようか
と
余計なことを考えた