あほみたいにテレビ
メトロポリタン美術館に中村獅童が言った話を見た
鈴木基一(きいつと読むのね きいちだと思い込んでいた)が今ブーム
と言う話
私は 硬い絵だなあと思い
あまり好きではなかったが
見直されているというのが最近の事情のようで
これは面白かった
話題になったのは
この絵なのだけれど
私は絵でこだわるのは リズムとか諧調とかそういうものの
変化とか構成とか そういうのが
気になる
だから こういう固い雰囲気だと
硬直して見てしまうのだが
この花だけ取り出して研究して
テキスタイルデザインに 変換させる取り組みが放送された
花だけ取り出すと意外な空間浮遊の
リズムが見えてくるという
・・
なるほど すごいや
ちょっと視点を変えて 鈴木基一見てみよう
これなんか
顔だけ取り出したらどうなんだろ?
ハハ 同じ顔が ちゃっかりあるなあ
手抜きでない?
ハハハハ
そんなことないね
だいたい同じ顔になるものだわよ
でもそうやって構成の妙を味わうと
また面白い
私はこの人の絵の背景の金箔がべたっと強く平べったいのが気になって
好きはなかったのだけれど
それをポップだなあ と言えば言える
この番組に平成の琳派第一人者と言って
石踊達哉
と言う画家が出てきた
全然知らない
この人が
基一の朝顔の絵
を指して その平面的な表現について
普通はぼかしやグラデーションそういうものが腕の見せ所なんだが
これにはkそういうものがない
と言って
番組最後に その画家が描いた朝顔の絵が出てきた
全然タイプが違う絵描きだ
が
そうか 人は その人らしさからは抜けないものだなと思った
だから 基一の平面性 硬い感じと言うのは
これは個性なんだ
多分 似た感覚の人が居るはずで
そういう絵 と言うものなのだわと思った
ますます面白い