遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

ビエンナーレ牛久公開審査

2012-05-26 18:47:06 | 展覧会情報

この記事を見に来てくれた方

教えてくださることがったら

教えてほしいです

 

やはり ものすごく面白かった!

この展覧会に応募する理由に

公開審査を上げる人が多く

公開だから公平だというようなことを言っていたが

公平だとは思わなかったよ

ええ!!これ落とすのお!?と思うのも

これで入れちゃうの!?

というのもいっぱいあった

でも すべての作品を見ることができて

まあ全国から応募してくる人たち

本当に力作が山盛りで

すごいもんだ

何を考えてこういう作品を作るのか

短時間しか見られないけれど 考えてみる

刺激的

先生の審査基準というのは

分かんないなあ

ということが毎回わかる

これは たとえば剣道で言うと

二段ぐらいの人に 審判ができるかというと

多分できない

見える人でないと見えないものがあるんだわよ

多分

それも刺激的

それで

公開審査を見ていると

私自身は見える世界は広がってくる

今まで見えなかったことが見えるようにはなるものな

それが公開審査の魅力だと思う

私は人の絵なんかどうでもいい

という風ではなく

人々が何を考えているんだろうっていうことは興味があるのよね

私がこんなふうにみる こんな風に描くというのは

審査をする人の眼から見居ると

一点の魅力もないのか!?

と思うとショックではあるんだけれど

こういう巷のおばちゃんがこちゃこちゃ描いても

つまんないものなのかあ

と悲しいけれど

他人のはね これじゃつまんないよ

という絵は分かるのもあるのよ

生意気だけれど

私のそういうのは抜け出してみなくちゃわからない

さて 三人の知り合いの絵

私が最初に出てきた

6枚くらいならんで出てきて

自分の絵は魅力的だった

けれど

先生たちは またまた 一顧だにしない

ちぇっちぇ!

つぎつぎ出てくるんだけれど

半端に具象っぽいのは みんな通らない

具象と言えば スーパーリアリズムのは とおる

でも デッサンの狂っている(デフォルメしたのではなく力不足だと思うんだが)

通ったのもある

ええ!?

と思ったが

私に見えない何かがあるんだろう

自分なりに出てくる絵をいろいろ自分で判断して

先生の判断と違うのも同じのもあって

そういう時に私の脳みそが働いているのが

ものすごく面白い

途中で 通った絵の色に偏りがあるなあ

と思った

モノクローム 青っぽいものが多い

出てくる絵のなかで 色が濁っているのが気になったけれど

濁っているので通るものも多い

ふうんそういうのは気にならないのか

と思ったり

さて

次に出てきたのが若い画家だが

確かに荒々しくいろの階調がすっきりしない

でも美術評論家以外の先生の手は即座に三本上がって

一次審査通過した

(美術評論家二人洋画日本画版画の大学教授名誉教授質というメンバー)

そのあとだいぶ経って彩友会のYさんの作品が出てきた

(やあ!すごいよくなった!)と思ったが

これまた一顧だにされず 落選

彼女のひとつ前のは一人先生が支持したので通過

え~~ん Yさんの方がいいと思ったのにい!

というわけで1000点近く絵を見てくたびれ果てた

(実は 終わりの方 もうさぼった 1300点くらいあったんだ)

帰りの車の中でドン小西という人などのファッション談義をやっていた

ビエンナーレの審査は芸術談義だから

ファッション談義とは違うと思うのだけれど

ちょっと似ているかもと思った

時代のセンスというのがあって

何をよしとするか

新しさは 対比で際立たせて自己主張があって

という話をしていたんだけれど

絵の世界も こういうコンクールみたいなのとか

公募展とか

時代の とか その社会のとか

そこで 自分を際立たせて新しさを自己主張する

という点で

ファッション的な世界かもな と思ったが

浅はかな考えかもしれない

大塚先生は こういうビエンナーレはな

抽象が多いのだとおっしゃる

実際 抽象画のほうが多い

でも 抽象画でも ええ!?これ落とすの?

いいじゃないさあ と思うのもいっぱいあるからな

私にはまだわからないわ

こういう審査をする先生

具体的に何をどう評価したか 抽象的にではなく

ちゃんとくだくだ書いてくれればいいのにな

私みたいに脳みその中身開陳する人が少なすぎる

これは

若いときから 不満なんだ

 

さて

明日また行ってくる

二次三次四次と篩落としが続くよ

今日で半分以下になったと思う

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