遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

葛城王

2011-12-28 23:26:10 | 日本美術

フクシマ・レジェンド のなかに

葛城王と言うのが出てきた

誰だっけ?聞いたことあるけどって引っかかった

(私 高校で日本史を選択していないので常識が欠如)

分かったよ

橘諸兄だ

この辺は 何とも陰謀渦巻く時代だ

息子の奈良麻呂は乱を起こし

この時の政敵も恵美押勝の乱を起こしている

葛城王ってなんで王なんだ 皇族?(こんなのも知らない)

橘三千代って最初美努王に嫁いで 葛城王などを生み

軽皇子(文武天皇)の乳母だったのか

で 美努王都は離婚し 不比等と結婚 光明子を生むわけだ

この時はまだ不比等は権力は握っていない

こう考えると

橘三千代 すごい女だったのだな たぶん

それで 安達が原の鬼婆の話を考えると

ちょっと興奮する

Horiyuuzitatibana

橘三千代と言えば

この念持仏で初めて名前を知ったのだけれど

なんでこの仏像が法隆寺にあるのか

どういう関係か

 

考えると

法隆寺を聖徳太子の怨念封じの寺と言う 梅原猛説で考えると

聖徳太子の怨念を恐ろしく思うよな

橘三千代!

そういうことかと思ってしまった

 

藤原氏の祖 鎌足が権力闘争の陰で

ただの神官だったが

曽我氏を滅ぼし

実際は 聖徳太子一族を滅ぼした裏の実行者とすると

その陰謀が実っていくのは
藤原氏の娘光明子が聖武天皇の皇后になり

生まれた阿部内親王が天皇位について

外戚としても権力を確立していったのだものな

この阿弥陀三尊像に何を祈っていたのか

想像するだけでも

ワクワクする

その私の勝手な妄想はさておき

この三尊像のたぐいまれな軽やかさ

背後の おどろおどろしいこととは関係ないな

 

こう考えてくると

安達が原の鬼婆が この葛城王とは関係がどこにもないようだけれど

なんだかな

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2 コメント

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知らなかったけど面白い。 (Hisako-baaba)
2011-12-30 10:15:20
昔人も同じ人間、権力闘争は今より熾烈を極めたのかな。
今の人は、野心が少ないかも。
Hisako-baaba様 (遊工房)
2011-12-30 11:34:41
私の子供たちは
マンガでこの壬申の乱あたりのことはよく知っている
軽皇子なんかも出てくる
でも
橘三千代が乳母だった話は出てこない

外戚が権力にかかわる話はよくあるけれど
乳母を巡る物語って 特別かもしれないと思ったの
考えてみると 春日局も家光の乳母だった

女が政治に絡む話って 乳母 って あるんだ!
って 興奮したのよ
 
武蔵のお父さんは乳母の養子になった
私たちの親の世代までは 乳母っていたのねえ
「次郎物語」も 乳母ね

お話って面白いですね!

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