鼻メガネ先生のところで
鬱の時は網膜の反応が弱ってという記事があって
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私は若いころ自分の色彩感覚のなさに
すごくイラついていた
色が見えないんだもん
描いた絵について
もっと豊かな色をと要求されても指示されても
(なんだよ感じないこと 見えないことも 嘘っぱちででっち上げなきゃいけないのか?)
と思った
ものの固有の色がなんでそれ以外の色にも見えるのか
感じないし見えないし表現できないし
なんだよ~~と思い
楽々と色をこなせる友人を見て
もともと私には絵を描くことに向いているDNAがないんだわ
と思って
落ち込んだ。
今にして思えば
若者時代はほとんど病気
頭も狂ってたし
だから実際網膜が変だったのかもしれない
そういうことだったのかあ
と
変に納得してしまった
私が絵をかくのには感性が向いてないわけじゃなかったんだ
よし
めげないで頑張ろうってね
古い絵を探して見つけた
たぶん20代終わりごろの私の絵だ
こういう色味の乏しい絵だよ
でも、色を使いこなせるようになるために
私がしたことは噴飯ものだ
固有色でしか見えないのはそのものにとらわれてるからで
実際は周りにあるものからの反射光が飛び交っている
(と、見えもしないものを頭で考え)
だから
そばに緑のものがある黄土色の物体には
その緑の光の影響が必ずあるはずだって
考えたわけ
で
それを工夫して描くと
あら不思議
だんだん空間の中で響きあってものがある ということが描けるようになっていく
絵を習う人ってみんなこんな回りくどいことを考えるんだろうか?
文章にしてみると
本当に噴飯ものだね
でも
感性に響いてくるものだけでは書けない人間のなかには
おんなじような人もいるかもしれない
これも同じような年頃の時の絵
別に海が赤く見えたわけじゃない
こういう色で描いてみたかっただけ