彩友会の日に
大塚先生が県展に出品した絵の写真を見せてくれた
KINU洋画会展に出すとおっしゃってたから
そのうちそれは写真でお見せできるだろうが
ブリューゲルのバベルの塔を中心に
ブルーゲルの絵の中のものを使って
構成した絵だ
中に 首吊りの処刑道具というのもあって
これもキリスト教の話に出てくるんですか?
と聞いたけど
それはそうではないみたいだ
だいたい大塚先生の絵には
なんか 寓意みたいなものがあるみたいで
そもそもクリスチャンだし
何が言いたかった絵なのだろう?と調べ始めたら
止まらなくなった
ブリューゲルはそもそも何点もバベルの塔描いてる
この雲がかかってるの
9・11の予言かい?
と思ってしまった
この話が載ってる旧約聖書読んでみた
全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。東の方から移動した人々は、シンアルの地の平原に至り、そこに住みついた。そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた。そして、言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。主は、人の子らが作ろうとしていた街と塔とを見ようとしてお下りになり、そして仰せられた、「なるほど、彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。主はそこから全ての地に人を散らされたので。彼らは街づくりを取りやめた。その為に、この街はバベルと名付けられた。主がそこで、全地の言葉を乱し、そこから人を全地に散らされたからである。
こどものころ読んだときは
人間の傲慢さに対する神の警告
みたいに読んでたけど
言葉を混乱(バラル)させ?
ふうん
日本語でも バラバラにする あら
似てる
あと 古代ギリシャ人は自分たちをヘレネスといい
他民族をバルバロイ(わけのわからん言語を話す奴)
と言った という子供のころ世界史で習ったことを
思い出した
同じ言語を用いていた人々をこきつかって
このバベルの塔を築こうとした愚についての
絵なのか
それが
15.6世紀に多く描かれたのかな
そのころの時代と合わせて考えてみたら 高校生なら
夏休みの自由研究にいい題材じゃん!
高校生になりたい
ま 大塚先生が何を考えたかは わからないけれど
同じ言語を用いていた人々をこきつかってというの
現代的なところもあるもんなあ
でも絵を描くとき そんなことまで
私は考えない
アンフォルメルな 脳みそなのだ