遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

朝鮮の絵画

2011-01-14 18:34:37 | 日本美術

「風の絵師」以来

自分はお隣の国の絵を知らないなあと気になってた

しかし 日本人の絵師は中国や朝鮮の絵画を勉強してきたのだと分かった

Img286 右の絵は

上が昔は

北宋の

李公麟という人の絵だと言われたそうだが

実際はもっと後の時代の朝鮮のものらしい

 

↓が若冲の絵だ

 

現代の感覚だと

なんだ  パクリか?

となるけれど

そもそも昔は絵のお勉強って

お手本をそっくりまねして描くのよね

 

驚くほどのことではない

宗達の犬の絵にそっくりの

Img287の朝鮮の絵もあった

上の絵は

京都正伝寺にあるそうだ

 

正伝寺と言われても

私は山楽の水墨画しか思い浮かばないが

上の絵があるんだ

 

見に行きたい

 

若冲は見たんだな

この虎の絵

そっくりそのまんま

でも

表情はやはり  若冲だ

 

相国寺の坊さんが

若冲に中国の絵やら朝鮮の絵やら

見せて勉強させてあげたんだって

相国寺の美術館には

若冲の絵がどっさりある

印象に残ってるのはブドウの絵だが

そのオリジナルは朝鮮の絵だそうだ

そういう関係だったのか

ところで仰天するような楽しい虎の絵があるよ

Img289 19世紀朝鮮だ

朝鮮の民画という項にあった

民画って日本の絵も含め

それらの価値や美を見出して

世に広めたのは

柳宗悦氏だ

右の絵は

芹沢銈介美術館にあるそうだ

柳宗悦・芹沢銈介ともに

民芸運動のリーダーだ

(私 若者時代民芸協会関係のお店で

働いて

仕入部長さんの後をくっついて

いろいろ教わったのに

朝鮮の絵画と 日本の関係  考えたことがなかった

ああ 損した)

民画は 民芸館に行くといろいろ見られるかも

今度行こう!

 

↓見て!!!!  これ朝鮮の文字絵 

Img288

わい!

芹沢銈介氏の型染めのヒント

ここかあ!

13891145

芹沢銈介氏の文字絵の

風呂敷

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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