絵を描く仕事って 長いこと
職人仕事だったんじゃないかという気がする
その時代の その国の決まりきったルールで描くことを訓練して
絵を描く工房みたいなものだったろうと思う
それはそれで面白そう
自分の思い付きをやったら許されないなら癪に障るけど
何かに則って訓練したり精進したりって
結構好きかも
なんせ 則子だもんね
先日さぼったゴーギャンの模写講座
模写って結局その作家がどういう理念で描いたか
それに則って描いてみるという勉強法だ
生意気な頃は人まねの何が面白いのだ
と思ったし
模写の授業ってそうすれば上手げに見える絵になるからか?なんて思ったけど
これなんか
よく授業で取り上げる学校があったけど
当時は批判的だった
今
授業やるとしても模写はやらんけど・・
ゴーギャンの絵 ゴーギャンの考えたことは
アカデミックな訓練には
意識的に反発したんだよな
それで目指したものを弟子に教えるとき
すごく押しつけがましくて
ゴーギャンの弟子にはなりたくないなと思った
相手が考えることを泥棒するのは好きだけど
押し付けられるのは嫌いなのだ
職人の訓練となると そんなこと言ってられないのかもしれない
ダナエの絵は注文で描いた絵じゃないらしいけど
当時は王侯貴族大富豪の注文で
当時の美の基準をおもんばかって
お客様の気にいることを目指して絵は描かれたわけだ
能舞台に松の絵
これも決まり切っててそのように描くわけだ
でもよ
その松だって いざ描くとなったら
そりゃあ ちょっと決まりきった中にいろいろだ