遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

絵を描く仕事

2016-01-11 22:46:48 | 時々記事

絵を描く仕事って 長いこと

職人仕事だったんじゃないかという気がする

その時代の その国の決まりきったルールで描くことを訓練して

絵を描く工房みたいなものだったろうと思う


それはそれで面白そう

自分の思い付きをやったら許されないなら癪に障るけど

何かに則って訓練したり精進したりって

結構好きかも

なんせ 則子だもんね


先日さぼったゴーギャンの模写講座

模写って結局その作家がどういう理念で描いたか

それに則って描いてみるという勉強法だ


生意気な頃は人まねの何が面白いのだ

と思ったし

模写の授業ってそうすれば上手げに見える絵になるからか?なんて思ったけど

これなんか

よく授業で取り上げる学校があったけど

当時は批判的だった

授業やるとしても模写はやらんけど・・


ゴーギャンの絵 ゴーギャンの考えたことは

アカデミックな訓練には

意識的に反発したんだよな

それで目指したものを弟子に教えるとき

すごく押しつけがましくて

ゴーギャンの弟子にはなりたくないなと思った


相手が考えることを泥棒するのは好きだけど

押し付けられるのは嫌いなのだ


職人の訓練となると そんなこと言ってられないのかもしれない

ダナエの絵は注文で描いた絵じゃないらしいけど

当時は王侯貴族大富豪の注文で

当時の美の基準をおもんばかって

お客様の気にいることを目指して絵は描かれたわけだ

能舞台に松の絵

これも決まり切っててそのように描くわけだ

でもよ

その松だって いざ描くとなったら

そりゃあ ちょっと決まりきった中にいろいろだ



 

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