遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

「名人伝」の読み取り

2010-01-16 08:23:46 | ブログ

S0162

幻想文学って読んでみるか と 思って

前に友人にもらった古い雑誌を開いた。

おや

書評欄に

瀧口修造に関して書いてある表題が

「名人伝の黄昏」だ

書いた人は伊藤敬(この人がどんな人か

けんさくするとあちゃ~~という事件がぼろぼろ)

瀧口修三ってシュールな絵を描く絵描きだと思ってた

10107782092

こういうデカルコマニーの絵

ところが

詩人としてのほうが有名らしく

名声雲のごとくだったらしい

そして口をつぐんだ人らしい

(ランボーみたいだなあ)

それが

後続の「前衛芸術家」たちの知的怠慢の口実に

その神格化がすすんだ

と言うのです

それで

「名人伝」を反射的に思い出してしまうと言うのです。

 

確かに

勉強に飽きると

「名人伝」の「不射の射」をモジってはギャグっていた若者たちの中に私もいた。

(名人の域に達するともはや弓を取らず

弓の何たるかも忘れはてると言うお話なのです。)

前にも書いたけれど

読み取りは色々

勿論 怠慢を自嘲して 「不射の射」をもてあそぶことはあるけれど

それに堕するとは思えないけれど

 

ネット上の若者は大真面目にけなしているし

 

う~~む

 

それで

客観視しすぎの読みはよくないと先生は仰るのだな?

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