遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

ここらのものじゃねえ

2013-05-30 13:36:05 | 原風景

昨日武蔵が武山の整理に駆り出された家は

古い家で広大な敷地

そこの私たちより少し若い奥さんが一人住まい

そういうことだと話していた

〇〇家の あそこが大本家なのだ

(わざわざ 大本家 だって 大仰な!)

と武蔵が言うと

おばさんはすかさず

あれは他所から来た嫁さんだから

ここらのもんじゃねえ

という

カチン!

近隣の集落からお嫁に来た場合は

どこどこから嫁に来た

という言い方をするし

ここらのもんじゃねえという方はしない

フン!

わたしも ここらのもんじゃねえ

と言われているわけね!と

口には出せないがむくれている

そういう発想があるということを

田舎に来て初めて知った

そうはいっても

幕末まで遡れば

わが家だって 浪人者が

入り込んでできた家なのだよ

ここらのもんと言えるか?

もっとも元の本拠地は

ここからも近いところにあった

伊達藩の飛び地だったがな

田舎風自意識というのは

自分を座標軸の中心に置いた考え方だな

と思ったが

トウキョウモンもそうだ

つい500年足らず前は

東夷の田舎だったのに

だいたいは たつきの道を求めて出てきたのに

なんか自分を都会者と思っているし

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