遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

青春時代

2014-01-26 05:50:43 | ただの記事

Pさんの記事で 思い出した

若かった頃

このころ

そもそもこの写真は主婦の友のカメラマンが撮ってくれて

たまたま

この旅行から帰ってきてたら私は主婦の友の女性図書館で働く予定だった

というのは

どこかに書いた

その働き口は 友人

この人だ。 Sさんという人で(18歳の時描いたクロッキー よく残ってたね)

個性的な風貌 とても体の小さい人だった

後にこの人は女性登山家になって 南アメリカに行っちゃって

それっきり。

この人が その図書館に勤めていたのを辞めたいからと

私が後を継ぐことにしたのだった

さて

私は当時お茶の水にある美術学院というか画塾みたいな

その筋の人は良く知っているところに高校生の時から

絵を習いに通っていたのだが

グループで 芸大生を呼んできて いろいろ兄さん姉さんたちに教わっていた

私の高校の先輩が同級生のお姉さんで芸大生だったのだ

その方にはいつも金魚の糞のように 男の人がついてくる

いわゆる恋人だ

このカップルは 当時多分芸大でも かっこよくて 目を惹いたのだと思うよ

ところで芸大の隣に 都立の上野高校というのがある

そこに ↑のクロッキーの彼女が通っていたのだが

彼女もその美術学院に高校生の時からやってきた

そこで

いつも芸大を覗いていて ↑のカップルの男の人にすごく関心があったんだっそうだ

その男性 呼び名はいっとうさい というが

そのいっとうさいは 私ともひどくウマが合う

あのなんだか有名人のいっとうさいと仲良くしてるのは

誰だ?と ↑のクロッキーの彼女が私に興味をもち

近づいてきて 仲良くなっちゃった というつながりだ

そして彼にはその美術学院の専攻科には親友がいる

亀という呼び名

その亀の恋人が 後に森瑤子になった 当時の呼び名は しゅうちょう。

その二組のカップルは しょっちゅうつるんで遊んでて

私も連れ歩き 兄さん姉さんたちがお酒を飲むときは

パフェなんか

あてがわれた。

神保町の 

バラライカ(ロシア音楽のバンドの音楽を聞きながらロシア料理を食べる店)に

連れて行って ご飯食べさせてくれたりしたのも

このにいさんねえさん。

高校生の 私から見るとすごく大人っぽく遊んでるように見えた。

いっとうさいは けっこうびんぼうで うちに帰る

(清瀬に住んでた 当時清瀬は遠かったし)電車賃が無くなったりすると

件の私の先輩の家に とまっちゃって

もう家族からも子ども扱いか?という感じだった

そのいっとうさいが結構お金になったバイトをした

と言って

のりこ(私は当時皆に名前で呼ばれていた) 

何か欲しいもの買ってやるぞ と

一番上の絵に描いた 石膏 古代ビーナス

石膏像 S-205 古代ヴィーナス首像(アバタのヴィーナス)(得) H.43cm

これ 買ってくれたのだ

思い出した。 

よく今も手元に持ってたものだ

私が初めて男の人からけっこう高価な贈り物をもらった

青春の記念品じゃないか!

地震では 棚板がずれて スぽんとおちて 壊れなかったのだ

こののちの森瑤子(当時のしゅうちょう)はやがて

亀とは別れることになった

日宣美というデザイナーの登竜門でそのころ亀は賞を取ったりして

華々しくデビューしていったのだ

それで

しゅうちょうを 失恋させた!と 私なんかわけわかんないながら

亀にはあったまに来て 

しゅうちょうが 心配でまとわりついたりしたのだが

そのころから 森瑤子らしい語り口で

恋について いろいろ レクチャーしてくれるんだが

私にはちんぷんかんぷん。

結局 励ましに行ったんだか プリン奢ってもらいに行ったんだか

分からないような 別れ方をしたものだ。

私はしばらくして 家を出奔して

ほとんどの友人ともプッツン会わなく

蒸発したみたいだったから この二組のカップルとも

それっきり

で のちに 森瑤子をテレビで見て へえ! しゅうちょうそっくり!

へえ!? え?経歴 バイオリン科?

へえ ! やっぱり本当にしゅうちょうだ!

とわかったのだ。

高校から芸大の附属に通って バイオリン科に行ったけれど

音楽の道は 私には向いてないのよ と大学生の時から言ってた。

しゅうちょうのニックネームは

編集長(なにかそういうのやったらしい)の しゅうちょうなので

学生時代から 文才があったんだと思う

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4 コメント

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東京あたりに住んでればおもしろいこといろいろあ... (花てぼ)
2014-01-26 08:45:31
東京あたりに住んでればおもしろいこといろいろあったのね。九州の片田舎もおもしろかったけどね。
花てぼ様 (遊工房)
2014-01-26 09:00:36
人口が多いからいろいろな人と出会ってるのよね
詩人の山之口獏さんなどは職安にお勤めのころ
父とは飲み友達だったよ 池袋にいた頃。
私は記憶にないのだけれど・・・
飲んだくれは嫌いだ
今度九州の話書いてください
もうもう羨ましくてたまらんわ、 ()
2014-01-26 10:21:03
シャープで粋な姐さんで、
写真でも作家さんというよりはモデルさんのような。
コンド―さんとは親密そうなふたりの写真があったりして、
今思えば取っておけばよかったわい。
ものを捨てるということを初めて悔いたよ。
いい青春だったのね、しゅうちょうか~言い得て妙。
楽しかったわ、読ませて頂き感謝!!!
P様 (遊工房)
2014-01-26 10:35:28
しゅうちょうを巡る ○○人の男 な~~ンチャって
書いて見せて
子供心に
自分の自己イメージというのが強い人だな
でも傍目にはかわいくて 傷つきやすく見えるな

傷心のしゅうちょうを 心配 ・・・ したってねえ
私なんかねんねで何もわからんくせにね 
そう思ってた

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