遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

今日の収穫

2009-05-07 16:56:19 | ブログ

08花屋さんの切り絵ギャラリーにアップ

 

Imgp4251

畑で野菜ががんがん育ち

草はぼうぼうはびこり

椎茸が

化け物になってた

 

お友達の竹山に行く時間がないけれど

里山には

ナンテンショウ類ないかと探したが

ここにはない。

 

よしみ様ごめんなさい

どんどん時期が終わっちゃう。

 

Imgp4249 これなに?                                 蛇イチゴ?                                      蛇が食べるの?                                 鳥がいっぱい来てたから                        鳥が食べるのか?                              鳥の名前も分からない

Dl

昨日は

切り絵のせいで関節が痛むかと思ったが

何のことはない

薬を飲み忘れていた。

と思ったが

天候が悪いからかもしれない。

それでも

左手に力が戻って

凄い

洗濯機から

洗濯物を引っ張り出せるようになった。

うれしいから

洗濯機を洗濯した

凄いなあ

隅々に石鹸滓。

手の届かないところがどうなってるか

考えると

分解したくなる。

まあ

洗濯槽クリーナーぐらいで

最後はお茶を濁すか。 

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舞姫―森鴎外

2009-05-07 08:17:33 | 日本の本

P

横浜で森鴎外の「舞姫」の佐藤慶が朗読する

というのを

みどりさんにお聞きしていたけれど

自由なようで自由でない私は行かれなかった。

夕べは

原文と

言葉の説明書と

訳文と

並べて読んだ。

 

ちょうど「アラミスと呼ばれた女」を読み

 

従妹の子供時代の話を聞き

 

事実と真実の谷間を考えていたところだったから。

 

鴎外は留学後、ドイツから女性が訪日し

津和野の実家ではその女性、門前払いを食わせた?

それが

鴎外の中で

これを書かせるモチベーションになった?

 

時代も変わり

鴎外は私らには想像のつかないような

エリートであり

津和野の実家の対応が

現代では考えられないようなものなのは当然だが。

 

「アラミスと呼ばれた女」のほうは

書き手が女性

同じ明治の話でも

作者が現代人だから

それなりに分かりやすい

その女通詞は(お柳)榎本武楊の子を生む

その子の父親として榎本は部下を派遣し

最後までその部下の子として育つ

それでも

婚外子としてね。

 

今私が読めば

その

産まれ来る子供のこと

母親のことを

視点の中心においてしまうが

鴎外の「舞姫」は鴎外の視点で読まないと

わけが分からなくなる。

 

そこで

事実と真実の谷間が問題。

 

人間は自分の位置からしか

なかなか物事は見ては取れないものだ。

 

同じ事実が

人にとって

違う真実になる

 

従妹の話というのはこうだ

 

従妹はうんと幼いとき

電車に轢かれて片足を失った

もう一人の従妹は泣きすぎて涙が耳に入り

それに気づかず放置したため耳をわっずらって

難聴になった

伯母は言ってた。

 

子供の面倒を思うように見られなかったつらい日々を

私の母に話していたのを

聞いたのかな。

 

私は

伯母さんの話を

自分が母として

子供をかなりほうりっぱなしで育てたことと

あわせて思い出す。

 

ところが

その片足が義足で育った従妹の

小さいときの話を聞いて

愕然とした。

従妹の家は魚屋さんで

子供も配達を手伝い

雪の日に従妹は転んでしまった。

(今より、富山は雪が多かったな)

当時の義足はちゃちで何回も転ぶとへこんでしまう

もう足に入れられない!

それでも

お母さんは

助けてくれることができないくらい忙しかった。

 

普通の家の子供だったら

もっと

自分のそういう時は

手を差し伸べてくれる母親だっただろうに

あまりに忙しいお母さんで

あああ

と従妹は嘆いていたというのです。

 

当時伯母さんにはお姑さんもお舅さんもいて

子育てに

自分の考えを主張はできなかったし

商売にてんてこ舞いだった

そういう中で

とりわけ

障害を負ってしまったその子には

障害のせいや人のせいにしない

明るく強い子に育ってほしいという

断固とした願いがあり

気の強い伯母さんだから

子供を甘やかさない

「あんた!何様だと思ってるのさ!」

口癖の伯母さんだったのです。

 

実際従妹は

実に明るい気さくな主婦の鑑

一家に一台ほしいやつ

と傍にいてほしい第一人者に育ってます。

 

私は単純に

伯母さんの産物だとおもっていたけれど

 

従妹の側から見た真実というものを垣間見た気がし

不当な彼女の「則子ちゃん(私のこと)像」を

判ったような気がしたのです。

 

鴎外の「舞姫」

 

男というものは

とりわけ

女の側から自分の関わった女について

分かる能力には欠けてる

 

いろいろなことは

切って捨てて

出世街道まっしぐら

エリート街道まっしぐらだったりする

 

女も男もだけれど

見なかったことにする

あるいは自分の美談に摩り替えて

 

人生の傍には

死屍累々

 

そういうことを

思いめぐらせる

ここ数日

 

森鴎外

これは文語調で書かずばなるまいし

その原文で読まなければ

通じないな

思ったのです

 

でも

手元に

注釈がなければわかりにくい

どう朗読会が

行われたのだろうと

思ったら

やはり

参加者に

資料がちゃんと配られたようです。

Ko 

コメント (2)
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