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遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

あんた あなた あたし わたし

2009-10-16 09:07:51 | 本と雑誌

「光をたべる仔馬」にはこれらの言葉が

ランダムに出てくる感じがする

女の子だけだ

男の子は

あなたとわたしに統一されてる

武蔵も私をあなたとは呼ぶがあんたとは言わない

そういえば

男があんたといったらおかしい

ゲイの人やおかまの人はあんたというから

これは女言葉だ

 

上下と距離で あんた あなた あたし わたし

使い分けられてるので

そこを読み取らないと

「光をたべる仔馬」は読みきれないかもしれない

お上品な人は あんた なんて口に出したことがないような気がする

朗読を勉強している奥様方の中に

違和感を訴える人がいるという

 

作者の立原えりかの出身は?と調べた

東京東部だった

あんたという言葉は野卑な言葉だというのはあるな

子供の頃  あんた なんていったら叱られる感じはあった

 

子供にはあんたという相手はいないもの

 

でも、関西のアクセントで あんた とか あんたはんといったら

東京弁とは違うニュアンスだなあ

 

この話題は面白い

今朝早く この話題で延々と書いてたら

記事が消えたので

続きはまたにしよう

 

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ペンギンの憂鬱

2009-09-11 20:52:44 | 本と雑誌

14s

この話が何でこんなに面白いかというと

このペンギンがなぜ憂鬱か

 

このペンギンは

動物園で飼いきれなくなって

主人公はもらってきてペットとして飼ってる

おとなしいのだけれど

ただひたすら憂鬱なの

さほど存在を主張するわけではなく

ちょこちょこ歩いては自分好みの場所に

まあ

なんとなくじっとして

主人の顔なんかもじっと見たりするけれど

感情を表出するのは

ホンの控えめ

 

憂鬱に決まってるじゃない

南極にいるはずのペンギンが

動物園だよ!

そこで責任放棄されて

ペットになるんだよ!

憂鬱に決まってるさ

 

わたしなんか

感情移入しちゃうよ

このわたくしは 感情表出は烈しくて

飼い主の武蔵は辟易してるけれどさ

 

ふるさとを離れて

まあ

おとなしく適応してるような顔はしてるけれど

 

世間一般のように長生きな女だったら

南極に帰りたいわさ

でもそのときには南極にも適応できない

そういう予感で

悲哀に満ちた気持ちになるの

 

わかる

この本のメタファーに

うなずいてるわたくし

続きはまた明日!

14s

おはようございます

明日になりましたので

この主人公のお仕事の話

彼は

まだ生きている人のデータをもらっては

追悼文を書く仕事をしています

一篇100ドルだったかな

そして

描かれた人は次々と死んでいく

背後には国家権力のかかわりの暗示があり

当初は主人公は何かに保護されていて

危ない目にはあわない

スルーできていくけれど

仕事の依頼人や友人は

地下にもぐったり

殺されたりする

しまいには

追悼文を描いた人の葬式に参列することを要求され

ペンギンを連れて行けというのです

それで

一回1000ドル

ペットのペンギンはかなりの金額を稼ぎます

だんだん仕事が明らかになって行くにつれ

危機感がクレッシェンド

ペンギンは風邪から致命的な心臓疾患が明らかになって

人間の子供の心臓を移植されて命が助かります

その費用にはペンギンの稼いだものを当てようと思うのですが

上に書いた主人公を庇護するものが費用を持ち

責任を持って救うのです

主人公はペンギンが稼いだ金を使って

ペンギンを

南極に返す計画を立てます

 

そうして

ついに

主人公の追悼文を書く男に出会い

主人公の当人の知らなかったハンドルネームが明らかになるのです

”ペンギン”なのです

主人公は

”友人一同”という曖昧な名前に隠れていたつもりですけれどね

 

主人公はペットのペンギンの代わりに南極に飛びます

 

何しろ

ペンギンだったのですからね!

 

これをソ連崩壊後の人々の暮らしと結び付けて読むこともできるけれど

私は仕事の意義に関しての勘違いだとか

主観的な価値観と社会の側から見たシビアな現実とか

色々空想する

この話ではペットのペンギンが実は巨額を稼ぎ出す

なんて

象徴的だし

普段はもっとのどかに仕事のことを考えて

一生懸命働いてきた身の上から考えると

人を生かす商売をしてきたつもりで

実は殺してきたのかもしれないなんて考えちゃうし

 

ちょっと

検索すると

感想も大分違うし

★は★★★★☆という感じだけれど・・

私の読み方も大分変かも

 

まだ

家族に関して色々書きたいこともあるけれど

読書感想文書きには飽きたので

これで

おしまい

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奇跡も語る者がいなければ

2009-09-11 14:24:07 | 本と雑誌

「ペンギンの憂鬱」読み終わったが

これは傑作だと思う

絵が思い浮かぶからでもあるけれど

改めて小説ってメタファーだよ その楽しみだよと思う

ウクライナ情勢には疎いので

そういうこととは関連付けないけれど

(そういう読み取りが多くもあるようだけれど)

でも表現者は何か姿を借りてあらわす

読み手はそこでまた自分の物語をつむぐ

そういうものだなあ絵もそうだし

 私にとってこの「ペンギンの憂鬱」は

古本やに売っぱらわず

とっておくことにする本 

 

  

次に開いたのが これ

590043

ホホホ

井坂幸太郎はこれ読んだのね

かなり評判を取った本なのね

フウン

と思ったが

この本と井坂氏の「ラッシュライフ」は同じ年の発表だわ

年頃も同じ 

よく似て見える 

読むことには私は退屈し 次

590027_2

これは

チョットワクワクする

 

図書館に本を返しに行き

また借りてきた

あああ

読む本がいっぱいあって  幸せ

片付かなくて  不幸せ!

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ペンギンの憂鬱

2009-09-08 15:29:01 | 本と雑誌

Untitled 新潮社のクレストブックス

アンドレイ・クルコフ著  沼野恭子訳

このシリーズを初めて読んだが

わたしが

この本好き  嫌いって何処から来るか

それは

読むうちに思い浮かぶイメージ

絵に描いてみたい気がするかどうかで決まってるみたいだと思った

 

高橋義夫が好きなのも

文章が絵みたいなんだもの  好き

 

この話はありえないような話

ありえない感じは

井坂幸太郎も朝ドラの「つばさ」もそうだけれど

このありえないような

絵本のような話って面白い

 

だいたい

ペンギンを飼ってるって

子供が小さいときは

我が家では

そういうことになってた

 

次々とお話ができ

事件がおき

本当との間に区別がつかないように噂話で盛り上がったよ

我が家のペンギンも

 

だから

この小説は

いたく 気に入った

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不覚にも泣いちまった

2009-08-31 15:39:08 | 本と雑誌

宇江佐真理「斬られ権佐」

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高橋義夫の本は意外に何も売ってない

東京から茨城まで

電車の中で読む本がないと気が狂うから

手に入れた本だが

この人のは何かと読んではいるが

さっき読み終わって

何泣いてるんだ私!?

この

権佐と娘のお蘭とのやり取りがたまらないのよ

 

この権佐も満身創痍のつぎはぎだらけの男だけれど

え~~!?

主人公死ンじゃうんだァ

 

宇江佐真理って

北海道の人で東京はあまり知らない

殆ど来たこともない人だと初めて知った

江戸の話はそのほうが書けるって

 

そうかもしれない

 

それでか

稲荷町(いなりちょう)にいなりまちってルビが振ってあって

むかしはいなりまちって言ったのか?

編集者が間違いに気づかないはずはないしとも思ったが

町名は読み方は難しいものね

 

数日前稲荷町を歩き田原町(こっちはたわらまちじゃ)に出た

 

検索したら

蠣崎波響に題材をとった小説もあるようだ

こりゃあ

読まなきゃ

私は北海道に行ったことがないけれど

この人の絵を見に

函館図書館に行きたい

G0gdq4nrj1wst4jr

夷酋列像という絵を見たいのです

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若者心は分からん

2009-08-22 23:26:21 | 本と雑誌

32209962 この本老人泣かせ

物凄く字が小さい(老人が読むのは想定外?)

そして重い!中身もくらくら

若者に紹介される本は難しい

井坂幸太郎も分からないし

土鈴も不思議なことが多かった

Imgp5998

これはなんだと思います?

米茄子なの

説明がついてる

なす

って書いてある

なだけ見えるでしょう?

このなすという字は生かしてなす色にしてって言うのよ

この字は薄い色だから濃い色を掛けると

見えなくなっちゃう

どうする?

ということで

こう窓を開けることにして

そもそもなす色は持ってないから

ご希望に沿う色はできないよといったがそれでいいというので

こうなった

Imgp5997

この子はよほど米茄子を気に入ったのかと思ったら

「きらい」というの

米茄子の苗を今年もらって育てた

それで 初めて米茄子を食べた

「まずかった」

というの

それで 米茄子の土鈴を作ったのよね

 

心の動きというのが

奇想天外 不思議 面白~~!

しかも

この不思議なやり取りで

未熟なわが技術で焼きあげたこれ

 

なんかさあ

風格があるね!

 

本当に子供と付き合うのやめられないよ

 

さて

明日、わが娘のライブに初めて行く。

KINU洋画会はサボるの

大塚先生ごめんなさい

北茨城の磯原というところに行くの

わくわく

親ばかちゃんりん

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アラミスと呼ばれた女

2009-05-06 18:13:24 | 本と雑誌

51peihxochl__sl500_aa240_長崎の通詞の娘が                                     男と装って通詞として                                    榎本釜次郎と                                          函館戦争など行動を共にする話。

紫式部もそうだったようだけれど

女の子が

学問や語学に秀でてしまったら

行きにくい世の中

生きたいように生きたい事だろうなあと思う

長崎の人々は早くから外国人と接触があったのだな。

外国へ

思いを飛ばすことは

他の県民より多かったかもしれない

長崎出身の

花てぼさんを思った。

私の養父は横浜育ちで

外国航路の船員だった父を持っていたのに

孤児になってしまった。

なんとか

世界の海に飛んでいければよかったのに

 

外国に行ったのは

戦争だった

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ローカル・ルール

2009-04-10 05:19:04 | 本と雑誌

20080307 武蔵が                                      方言の本だっていってた本、                        これ。違うじゃん。                                こんなに小さい字で                               マニアックなことが                              書いてある本、                                武蔵読まないでしょ!                             私が喜ぶと思って                               買ったのかなあ。                                難しすぎるよ!                                 茨城編は                                     北のほうの話しだし、                             ピンポイントで                                  詳~~しく書いてある。                                   どうせ暇だから読むか!

ローカルなルールって

その土地の暮らしと生業を反映してるのね。

田舎に来ると

田舎の人には常識でも

私にはちんぷんかんぷんなことが沢山ある。

 

子供たちが学校で

(その学校は全国から生徒が来るので)

学校ルールの突合せをやってたいそう面白いことがあった。

家庭にも

他者から見たら噴飯物のルールが罷り通ってることってよくある。

校則だって、そんなこと校則にするのかい!

っていうのもあるものね。

 

自分の育った家

かなり恥ずかしい家だと

わが子らは

もうわきまえているけれどね

 

さて

服を着たまま繕うとき

針が体に刺さらないように

「うまのほころびうまのほころび」って

おまじない

我が家だけ?

ゆすらうめさんちでは

節分の豆まきのとき鬼役が「ごもっとも様」って言うのね。

これは初めて聞いたけれど

そういう地域があるのね

それともそれが普通?

 

そういうローカルルール

子供に伝える暇もなく子育てをしちゃった

反省しても追いつかない

思ったら

わが子らは

おばあちゃん子で育ってる!

我が家は伝わってるよ!

ありがたい!

 

ローカルな話

これは

物語などにしてとっておかないと

家族の中で伝承するというのが

難しい時代になってくる

 

この本は易しく言うとそういうことが

学者の手によって書かれている

Ki_2

ところで

もう両手でキーボードを打てる

左手は人差し指だけだけれど

それでもだいぶ楽

シフトキーと同時押しができるしね。

指の体操もできる

指は相変わらず痺れてるしむくんでる

時々

ビキーンって神経だか筋だかが痛む

通じの悪かった神経が回復する痛みだぞきっと

包帯には

たらしたカレーのシミがついちゃった

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本を捨てる

2009-04-06 17:30:33 | 本と雑誌

本を捨てることにした

もう二度と読まないよなあ

朗読で読みそうなのは取っておくかなあ

宮部みゆきも面白かったけれどもういいや

思春期の危機?

もう読まないなあ

内田康夫ももういいや

ブルーバックス これは老後の楽しみに取っておくかなあ

松本清張 とっておこうかなあ

井上ひさし

高橋克彦もやたらある

家族問題 アルコールホリック 

何でこんなんばっかり読んでたんだろう

古典はとっておこうと思うが

紅楼夢 なんてもう読まないよなあ

来月第一日曜がリサイクルごみの日です

興味ある人欲しい人

それまでにもらってくれるのがあったらもらって!

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源氏を読んだかも知れない

2009-02-19 20:02:54 | 本と雑誌

08

Hina5

どうも

私も

源氏を少しは読んだらしい

本棚に

20080233 こういう気になる本があり                            開いてみたら                                         20080232 メモが出てきた

この文字は私の文字だし

しゃべりながら

良くこういうの書いたよなあ。

誰かと

源氏の登場人物について話して

相関図を書いていたんだ。

こういう図がないと

人が入り乱れてわからなくなるって

誰かも言っていたなあ

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