父は人間関係を結ぶのが変だったように思う
愛すべきところも多かったようで
よくしてもらっては来たけれど
幼いときから家族のない人だったので
人の中で自分を捧げることができない
自分の家族を持たずに育ったせいで
家族に対してあまりにも支配的
あまりにも所有欲丸出し
子供とすれば たまったもんじゃない
幼子のころはそれでもそういう家族しか知らなかったから
溺愛されるとか 所有欲の対象だというのも
くすぐったくもあり
嬉しくもあり
そういう風に育ったが
あるとき 自分を振り返って
自分の対人技法が 父そっくりだと気が付いた
支配的にふるまい 気に入ったら所有物のように思い
うへ~~~うぜ~~~~~
という人間に成り果てていた
それは 異常に苦しみの源になる
何かが違う
そう思って 今 取り結ぶ人間関係
そのありように これは ずいぶん尾を引いている
反動で 親和力が無くなった気がする
これも はた目のことはわからない