有志舎の日々

社長の永滝稔が、 日々の仕事や出版・学問などに関して思ったことを好き勝手に 書いていきます。

「車座ディスカッション:震災からの復興とオリンピック後の東京のコミュニティづくりを考える」、大いに盛り上がりました

2018-04-15 12:28:46 | シンポジウムなどの情報

昨日の「車座ディスカッション:震災からの復興とオリンピック後の東京のコミュニティづくりを考える-『復興に抗する』の執筆者と共に-」、大いに盛り上がって終了しました。有り難うございました。
特に、東北における復興の実態を報告していただいた冨原さん・柳島さん、若い二人が話してくれた、どよめきが起きるほどの圧倒的な事実の重みは、マスコミや知識人が現場を少しだけみていくら言葉を重ねてもダメだという、当たり前のことを分からせてくれました。
そして、久しぶりに執筆者全員が顔を合わせて議論ができたことが何よりも良かった。
さらに、映画監督・越川さんの話してくれた、故郷の街並とそこに生業を持っていた人々が開発によって消えてしまった浜松の話、そこから東京・高円寺におけるオリンピック・防災を名目とした再開発の問題とが見事にリンク。
コミュニティをつくるのは誰なのか、という大事な問題を考えさせてくれました。
そして、有志舎はそういうコミュニティのなかのプレーヤーとして何ができるのか、そして「知を通して世界中から戦争をなくす」という有志舎の大目標にどうすれば少しでも近づけるか、これからも考え続けていかねば。
そして、大いに盛り上がった懇親会。「一人出版社」の盟友である「共和国」の下平尾総統も駆けつけてくれて、旧友・中田英樹さんとの感動の再会もありました。
中田さん、最後はグデングデンだったけど、ちゃんと帰れただろうか(笑)。

国会前にも歴研シンポにも行かず、このディスカッションに参加していただいた皆さんに大感謝です!

加えて、こういった楽しい「知」の交流スペースを作り上げてくれている「古本酒場・コクテイル書房」の存在、本当に有り難いです。