終わっちゃいましたねぇ、『黒書院の六兵衛』
毎朝、日経読むのを楽しみにしてたんですけど。
幕末と戦国時代は歴史上の名ドラマが多いので
いろんな作家が面白いお話を沢山書いていて
浅田せんせも『壬生義士伝』や『輪違屋糸里』で
幕末の世を渾身の筆で書き下ろされていますが
今回の『黒書院の六兵衛』も面白かった~!
時は幕末、無血開城寸前の江戸城を舞台にして
ひとりの武士がモノも言わず、ただ座ったままで
勝海舟や木戸孝允など錚々たる重鎮の説得にも
少しも動ぜず、ひたすら座り続けるというお話。
主役の的矢六兵衛が一言も発しないままに
周囲が右往左往、あらぬ妄想で大騒ぎするという
前代未聞の浅田せんせの語り部テクニックには
脱帽、感服、痛快、いやいや恐れ入りました!
1年近く続いたお話の結末を読み終えると、
ストップモーションで終わる映画を見た後のような
『憑神』のラストシーンの別所彦四郎にも通じる
すがすがしさというか、晴れやかさというか
何とも言えない爽快な気持ちになりましたね。
次作も期待してますよん、ねっ浅田せんせ。
毎朝、日経読むのを楽しみにしてたんですけど。
幕末と戦国時代は歴史上の名ドラマが多いので
いろんな作家が面白いお話を沢山書いていて
浅田せんせも『壬生義士伝』や『輪違屋糸里』で
幕末の世を渾身の筆で書き下ろされていますが
今回の『黒書院の六兵衛』も面白かった~!
時は幕末、無血開城寸前の江戸城を舞台にして
ひとりの武士がモノも言わず、ただ座ったままで
勝海舟や木戸孝允など錚々たる重鎮の説得にも
少しも動ぜず、ひたすら座り続けるというお話。
主役の的矢六兵衛が一言も発しないままに
周囲が右往左往、あらぬ妄想で大騒ぎするという
前代未聞の浅田せんせの語り部テクニックには
脱帽、感服、痛快、いやいや恐れ入りました!
1年近く続いたお話の結末を読み終えると、
ストップモーションで終わる映画を見た後のような
『憑神』のラストシーンの別所彦四郎にも通じる
すがすがしさというか、晴れやかさというか
何とも言えない爽快な気持ちになりましたね。
次作も期待してますよん、ねっ浅田せんせ。