今年も60冊余りの本を読みましたが
一番面白かったのは……『赤猫異聞』
やっぱり浅田次郎せんせのお話かなぁ。
明治元年、年も押し詰まった師走の江戸で
起こった大火事で伝馬町牢屋敷に火が迫り
たとえ極悪人と言えども焼き殺すのは不憫と
「鎮火後には必ず戻るべし」と厳命して
“解き放ち”なる囚人の放免が行われました。
その火事で解き放たれた側の三人の罪人と
解き放った側の二人の役人が語る事の真相。
それぞれの立場、交錯する思い、そして義。
最後の意外な顛末への展開の上手さは秀逸。
あの名作『壬生義士伝』を彷彿とさせる
なかなかの感動ものの作品でありました。
一番面白かったのは……『赤猫異聞』
やっぱり浅田次郎せんせのお話かなぁ。
明治元年、年も押し詰まった師走の江戸で
起こった大火事で伝馬町牢屋敷に火が迫り
たとえ極悪人と言えども焼き殺すのは不憫と
「鎮火後には必ず戻るべし」と厳命して
“解き放ち”なる囚人の放免が行われました。
その火事で解き放たれた側の三人の罪人と
解き放った側の二人の役人が語る事の真相。
それぞれの立場、交錯する思い、そして義。
最後の意外な顛末への展開の上手さは秀逸。
あの名作『壬生義士伝』を彷彿とさせる
なかなかの感動ものの作品でありました。