夢見る金魚のひとりごと

夢がある人、好きなこと、幸せをいっぱい感じることができる人は輝いていて素敵デス☆そんな大人になっていきたい・・・

晴れ男

2006年01月13日 | 日々のこと

1月11日水曜日午前。
私の最愛の祖父が永眠しました。
明治生まれの96歳。本年は、八回り目の年男(戌)。末広がり。大往生です。

職業はお医者様。院長を就任・引退ののち、自宅で開業。
妻と娘が3人、孫が7人のひ孫が4人。

もちろん戦争経験者。多くは語らなかったけれど、
小さい私に語ってくれたことがあります。
医療部隊で出動した時分、部隊から一人はぐれてしまったことがあり、
森の中、生死をかけて彷徨ったこと。
それがどれだけ恐ろしかったかを。
祖父母の家に泊まりにいったとき、
しばしば祖父が寝言で絶叫しているのを耳にしていました。
その恐怖ははかりしれません。

そういう体験もしたからこそ、命を重んじ、
そして私たちに深い深い深~~~~い愛情を注いでくれました。

頭が良くて、話もおもしろく、洞察力がするどくて。
だけども、よく、自分の外見や身長の低さを意外にもよく愚痴り、
コンプレックスを持つ(笑)。
そんな全部をひっくるめて、私にとっては理想の男性像そのもの。
というよりも、私の男性の理想像は祖父からできているのです!

90歳代になってからも、健康で元気。
ふさふさの白い髪の毛の中に、黒髪もあったくらい。

去年あたりから、ほぼ寝たきりで、
86歳の祖母と母・伯母が看病をしていました。
が、3食はきちんと食べていたし、
一度は、玄関で転んで、頭から血をふきだし!?、
冷静に自分で応急処置を施したほどのしっかりさ!

とにもかくにも、私は、祖父を尊敬し、
愛してやみません。物心ついたときから、そして未来永劫。

数多くある私の祖父の自慢の一つに、
彼が究極の晴れ男であること。
私が記憶している範囲で彼が外出するときは120%晴れ!!!
しかも、ほぼ雲ひとつない快晴。

なくなった当日、翌日は、雲ひとつない快晴でした。

これからは、青空の日のたび、おじいちゃんが散歩してるんだぁって、
思うんだろうなぁ♪

写真は12日火葬当日の空。