2022.9.14
7時ごろには霧が山々に架かっていたが、歩き始めた8:40頃にはすっかり晴れてなくなってしまった。
たまに歩きたくなる熊野古道(発心門王子~熊野本宮大社)の王道的な2時間コース。
この時間帯ではまだ暑さはそれ程ではないかなぁと思っていたが、予想が外れ今日は猛暑日。
気温は34℃近くあり、また湿度も高く、梅雨時期に歩いた「大雲取越え」の苦い記憶が思い出されたが、
それに比べれば全然ましな工程。
峠越えもない比較的平坦なルートなので体力的には問題ないが、舗装路の直射日光はやはりキツイかった。
まだまだ虫よけも必須であるが、季節は確実に秋に向かっているのを感じるのは、聞こえてくる声がセミからスズムシに変わっていたり、
トンボが飛び交う姿や花の種類も変化が見られることで実感する。
ただ、昼間の日差しの強さや気温は夏そのもの。
歩き終わった後は汗だくとなり、歩いた後の温泉の事ばかり考えていた。
熊野周辺は温泉がよりどりみどりなほど温泉地が多く、それぞれバリエーションがある。
今回は、熊野大社から比較的近い「湯の峰温泉」の公衆浴場と、新宮方面にある高田グリーンランド・雲取温泉に入浴した。
「湯の峰温泉」は規模は大きいわけではないが世界遺産に登録された入浴できる温泉「つぼ湯」が有名なので割とメジャーな温泉地。
公衆浴場は最近リニューアルされてキレイになっており、新しい木の香りを感じ、施設内も新しい。
「一般湯」と「くすり湯」に分かれており、「一般湯」のほうはシャンプーとボディソープが備えられてあるので、すっきりしたかったという想いが
強く「一般湯」400円に入浴。
前はもう少し安かった気がするが、これでもぜんぜん安く感じる。
42℃と40℃の温度の違いにより内部の浴槽は2つに分かれていた。
温泉はかけ流し、源泉が高温のため加水しているようで、保健所指導により塩素系の薬品も添加しているようですが、街中にあるスーパー銭湯のような
塩素臭は全く匂わず、いい温泉だった。
すべすべ、さらさら、しっとりした湯上り感も良質な温泉感があり、これは雲取温泉も同様だった。
雲取温泉はどういう処理をしているのかはチェックし忘れたが、大きく異なるのは、雲取温泉はほぼ無臭で湯の峰温泉はいわゆる硫黄臭?がすること。
なお、雲取温泉は露天風呂も完備されており、私はこちらのほうが好み。値段も500円と比較的お手軽価格。
「くすり湯」が「一般湯」よりも少しお高いのは、もしかしたら加水や塩素処理もしていないほんまもんの温泉ということなのかもしれない。
純粋な温泉好きや湯治向けとして区別しているのかなと思う。
今回はタイトル名とは程遠い、温泉体験内容が中心となったので熊野川の様子も掲載しておく。
キレイに見える熊野川も上流にあるダムの放流が始まると非常に茶色く濁るので、タイミングが悪いと残念な思いをします。