人生旅路

タイトル変えてみました。
青森~茨城~濠州~石垣(沖縄)・・・
次はどこでしょう・・・というかそろそろ落ち着け,私。

Field Trip

2007-01-08 07:51:52 | life in Australia

Field Trip。
目的は、ある一定区画の珊瑚の病気の度合いと種類をチェック。
時には病気の珊瑚のサンプル採取。

調査ダイビングをするためには30時間以上のダイビング経験と、レスキューダイブのライセンスが必要。
てことで、私はスノーケリング。
つまりは調査のお手伝いよりもお遊びです。
場所はもちろんグレートバリアリーフ!
でかいしね。GBR。
ここらの海はどこでもGBR。

ボスや同僚が水中で作業している中、上からその作業見てたり、
他のさんご礁にふら~って泳いで行って、何か探してみたり。

一日3トリップのペースで泳いできました。

調査区画は、当たり前だけど、観光客に荒らされていないので
素のままの自然。
もちろんだけど、ゴミもない。

水は息を呑むほどに青くて
夏のためか、あまり視界はクリアじゃなかったけれど
その分Baby fishesやプランクトンがいっぱいで
それをもとめる魚もいっぱいで

えさを捕る音や魚の泳ぐ音がプチプチプチ…って聴こえる中
ふっと珊瑚礁が切り取られたような空間
真ん中にぽつんと、まるで玉座の様に珊瑚ができてて
かとおもえば、信じられないほど巨大な1コロニーの珊瑚が現れて

何もかもが幻想的。

全部で10ポイント(サイトは4~5こ位)に行ってきたんだけど
全てがそれぞれ違う魅力持ってて
どれだけ泳いでても飽きなかった。


波はちょっと高かったけど、調査サイトがリーフの端っこの近くだった時、
頑張って一緒にスノーケリングしてた同僚と自力でリーフ越え(外洋)してみたり。


そこで、今でも信じられない程の多くの生き物と出会ってきました。


まずはウミガメ
午前中のトリップの時、結構若いウミガメが魚を追いかけてた。
ヒレの色がちょっと青みがかってるというか緑がかってるというか。
同僚に話したらGreen turtle(アオウミガメ)なんじゃないかと。
甲羅も薄く、あー、なんか青春♪って感じのウミガメさんでした。

その後、同じ区域で、悠然と泳いでくるかなり年齢の経たウミガメとも遭遇。
音の無い静かな空間を、ゆったりと、荘厳に向かってくるその姿を目にした瞬間
頭の中が真っ白になった。
はっと気がついて、一生懸命舌打ちしまくって、真下にいたボスや同僚に教えたけれど
あの瞬間は目に焼きついて離れない。
これはLogger-Headed turtle(アカウミガメ)ではないかと。

更にラストトリップで同じLogger-Headed turtleと思われる若いウミガメとも遭遇。
若いだけあって1m弱の大きさで、のほほんと泳いでいた☆


次はSting-ray
エイ。けっこう小さめ。
いやいや、なかなか出会えないんです。普通は。
見たのは白色のちっさいのとBlue-spotted stingray
やつら結構泳ぐの早いのね。
密かに追いかけようとしてみたけど、早くて無理。
去年クロコダイルハンターがこれらのエイによってお亡くなりになってしまったというし。
でも見つけられてラッキー☆


そして、超でっかいフグ
いや、フグなんて…って思うかもだけど、でかかったんだ、これ。
珊瑚の洞窟の中でボーっとしてて、なんだこれ?って覗いてみたらフグ。
でっかい、1.5mくらい。どーやってここまで育ったんだ??
しかも動かないのね。寝てんのかも。なんか可愛かった♪


で、ナポレオンフィッシュ
いつか一緒に泳いで見たい♪と思っていた魚。
残念ながらあんまでかくなく、教えてくれた同僚の指差した同じ方向にいた、サメの方に目を奪われた。


はい、サメ
まずはLeopard shark
これはおとなしいサメ。怖がる必要は無い。
でもでも、見れるのが相当稀な為、見た瞬間超テンション上がった☆
ひとり水面でガッツ。ゲッツ。いやガッツ。
そして、White-tip Reef shark
あれ?キバありますね。
なんか怖い顔してますね。
でもでも実はそれほど危険じゃないっぽい。
日本語でネムリブカ。
みんなが黙々と作業してる中、その後ろを2匹くらいすーいすーいって泳いでたり
何かでっかい魚みっけ☆って思ってそっち追いかけてたら、いきなり顔の前に現れてびびったり。


そしてアオブダイの群れ
でかい。
90~130cmくらいだと思う。こんなでっかいのが30~35匹ゆらゆらと泳いできた。
圧巻。
うあぁぁぁ…!!って思った。
英語で魚の群れの事Schoolっていうんだけど、あれは学校っつーより大名行列。
あいつら固いもの食べるんだけど、珊瑚にかじりつく姿は言葉もでない。
かったい珊瑚が、かりんとうに見えた。
でもこいつ等は珊瑚は食べない。珊瑚の表面についてる藻をこすり落として食べる。
他にも貝(殻付き)とかいろいろ。


タコ
そんなぁ、って思うかもだけど
奴等普段擬態してたり岩陰に隠れてたりしてるから、なかなか見つけられない。
これも岩陰にひっそりしてた。
見えたのは目と胴体の一部だけ。
でもでもらっきー☆


そしてそして、最後に何と!!!マンタ!!!
今でも信じられない!
最後のトリップで、ぼへーっとリーフの上らへんを泳いでたら、同僚の叫び声。
何だ!? って思ってそっち見たら、コバンザメを従えた威厳のある姿。

プチプチ聴こえてた魚の音も波の音も風の音も全て消えて
海上から降り注ぐ陽の光がただひとつの存在を照らし出してて
ただ綺麗だった。

私達の姿なんて目にも入ってない様子で目の前を堂々と通り過ぎて
数十秒後には霞の向こうへ羽ばたいて行ってしまった。

その間私達はただ見つめるだけ。

あの数十秒間の出来事が夢のようで
ほんとにあった事なのか信じられなくて
でもでもあの姿はしっかりと目に焼きついていて


何も言うことはありません。
ありがとうGreat Bareer Reef。
ありがとうAustralia。
ありがとう2007年。

今年はいい年になりそうだ

写真、私のデジカメは残念ながら壊れてしまい、友達のを借りたりしましたが
波が非常に高く、私の拙い技術ではこれらの生き物を写真に収めることができませんでした。
姿を見たい方は…各自ご自由に検索してください。。


今更ながら今年の抱負。
去年は『成長』
これはこのまま継続として、
今年は




『上へ。』




いろんな意味で。


では今年もよろしくお願いします。