中国で見つけた珍しい???

中国在住の管理人が、中国で見つけた珍しいものを紹介していきます。

心が沈む中国の年末年始

2011年12月31日 07時07分17秒 | 日記
 中国で過ごす大晦日と新年ほど、つまらないものはありません。中国はなんと土曜日で大晦日の今日も、振替出勤日となっています。わたしは現在、定職についていないので関係ありませんが、大晦日まで働いている人の姿を見ると、少々がっかりさせられます。

 中国では、大晦日に特に大きな意義もなく、いつもどおり過ぎていきます。わたしも去年の大晦日に何をしていたか、記憶が定かではありません。日本にいれば、新年の餅を作ったり、料理の準備をしたり、こたつでぼんやりしたり、色々することがあります。格闘技ファンのわたしは、大晦日に格闘技の生中継を見て、全身を火照らせます。そして除夜の鐘を聞き、新年になれば、家族といっしょに近所の神社までお参りに行きます。

 そのすべてが、中国ではまるでないがしろにされたまま、時だけがいつの間にか流れていきます。

 中国で年を越すのは、今回で五回目となります。北京留学期間中は、寮に残った先輩と久保田を飲み、ロード・オブ・ザ・リングを鑑賞しました。日本人がそばにいればいいのですが、大学を卒業すると大晦日を共に過ごしてくれる日本人なんていません。仕方が無いので嫁を連れ火鍋を食べに行き、飲み過ぎでもどしてしまったりと、だらしない過ごし方をしています。しかしどんな過ごし方をしたところで、どうも年越しの実感を得られません。

 今年を振り返ると、いろいろなことがありました。実家の福島県が有名になり、嫁やこれから産まれてくる子供を連れて、里帰りするという夢がついえました。現地採用の職を辞し、独立して翻訳やネットショッピングを手がけるようになりました。友達と呼べる友達が一人もいなくなりました。収入が安定しないまま、子供が産まれてくることになりました。

 来年は、今年まいた種が豊かな収穫をもたらすことを、心より願っています。ブログを読んでくださっている皆さまも、良いお年をお過ごしください。

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上海万博で見た北朝鮮館

2011年12月27日 15時42分35秒 | 旅行
 私は上海市に在住していますが、上海が大嫌いですので、上海に詳しくありません。万博があっても、嫁の仕事の関係でついていったことがあるだけで、自ら進んで見学したことはありません。上海万博を訪れたのは、宣伝に騙されて旅行に来た、もしくは職場旅行で来た中国の地方の人が多かったそうです。日本人の知り合いに聞いても、万博に対して興味がない人ばかりでした。

 そんな私にも、万博を訪れる機会がありました。一人で会場内を歩き回り、日本館の長蛇の列に並ぼうとしたら、大学時代の後輩に偶然出会いました。彼と一緒に昼間からビールを飲み、いい気分になったところで、せっかくなので北朝鮮館を見学することにしました。













 ごらん頂いた通り、特に見世物らしい見世物がなく、お客も少なめでした。人(日本人多し)が群がっているのはおみやげ品販売コーナーで、北朝鮮人らしい美女が、偉大なる将軍様の切手を販売していました。私も記念に切手セットを購入しました。連れの後輩は、北の美女の姿を写真に収めようとしましたが、女性に拒否されていました。

 北朝鮮館でおみやげを購入すると、他に見るべき所もなさそうなので、さっさと帰宅しました。切手は結局、誰かにあげてしまいました。

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中国のちょっとエッチな胎教本

2011年12月23日 07時40分22秒 | 日記
 中国も日本同様、胎教関連の書籍がたくさんあります。どの本も父親による胎教を薦めているので、私はお腹の赤ちゃんに日本の昔話を読んであげています。さるかに合戦を読んだ後に、日本語を少し聞き取れる嫁に、「今の聞き取れた?」とたずねたら、「要するに、カニが仲間を語らい、サルに復讐する話だろ?」と言われました。身も蓋もない要約ですが、よく考えると確かにそれだけの話のようです。

 嫁の友人が、『準爸爸新爸爸』という本を送ってくれました。お父さんになりたて、もしくはお父さんになったばかりの人を対象とする本で、子供を作る前のことから詳しく書かれています。中国では奇形児の誕生を極端に恐れる傾向があり、男性も半年前くらいから禁酒させられます。また妊娠した女性は、放射線をカットする前掛けのようなものを着用します。中国の奇形児率が高い理由は他にもあると思いますが。

 この本を読み進めていたら、面白い文章を発見しました。この「私密小故事」と名付けられたコラムでは、「準爸爸」が専門家に悩みを相談しています。


 準爸爸:ちょっとご相談したいことがあるのですが、決まりが悪くって……

 専門家:だいじょうぶ、話してごらんなさい。

 準爸爸:妻が妊娠して二ヶ月半になるんですが、一ヶ月半の時におめでたが分かったので、それから約一ヶ月が経過しているんですね。妻とヤリたくて仕方がないのですが、妊娠したと分かったので、ずっと我慢しています。もうだめです、我慢し過ぎでたまりません。昼も夜も生きた心地がしません。どうすればよいのでしょうか?

 専門家:あなたの旺盛な性欲を無理に抑えこむと、体にとって有害だし、知らず知らずのうちに奥さんへのいたわりを忘れてしまうわ。

 準爸爸:ええ、分かってます。

 専門家:じゃあどうして我慢するの?

 準爸爸:嫁の膣に炎症があり、セックスしてはならないと、お医者さんに言われました。

 専門家:なるほど、そういうことだったんですね。だいじょうぶですよ、私にいいアイディアがあります。手を使い奥さんのクリトリスをそっと刺激して、胸をもんでみてください。乳首はあまり強く刺激してはいけませんよ。奥さんの太ももの間で摩擦し、膣の中に挿入しなければ、二人ともとっても満足できるわ。

 準爸爸:ありがとうございます。


 確かに切実な悩みですが、大まじめに語ると逆に笑えてしまいます。他の解決方法を教えないところは、さすが専門家ですね。

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紹興酒のふるさとを訪ねて

2011年12月19日 16時46分33秒 | 旅行
 紹興という地名は、日本でも紹興酒でおなじみですね。私はお酒が大好きなので、紹興に何度か足を運んでいます。紹興は有名な観光地のはずですが、観光客がそれほど多くなく、また市民自体も少ないようで、歩いていてとても気持ちの良い所です。人も車も少なく(中国ではそれだけでもうれしい)、中心地には商店街と観光地がこじんまりとまとまっていて、非常に便利です。魯迅博物館や、魯迅の小説に登場した酒場など、めぼしい観光地は全て一本の大通り沿いにあり、方向音痴の私でも道に迷うことなく観光を楽しめます。

 今まで中国各地を旅行してきましたが、一番住みやすそうな土地が紹興です。自然が多く残され、市街地にも趣深い昔ながらの建物があり、毎日散歩しているだけでも楽しそうです。バスに乗れば、蘭亭や大禹陵といった観光地に行くこともできます。











 上の写真は、去年の春ごろに撮影しました。酒好きの私にとっては、紹興酒を味わうことが旅の目的でもありますので、駅の近くに新設された「中国黄酒博物館」に行ってきました。







 中国の観光地では、お粗末な日本語をよく見かけます。この博物館は入場料が60元?と高額で、特に見るべきモノもないため、私以外に観光客はほとんどいませんでした。試飲させてもらった、よく冷えた甘めの紹興酒は絶品でした。

 紹興の駅前には、大型スーパーやファーストフード店があり、列車を待つのに便利です。前回の旅では、スーパーでバドワイザーのパクリらしきビールを購入し、試しに飲んでみました。



 味はやはり中国の安いビールといった感じで、麦の味がしない上に、なにか変な味がします。

 近頃は家にこもってばかりで、なかなか旅をする機会に恵まれません。自動車免許を取得したら、上海周辺を旅してみたいと思います。

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中国 発光するニセミッキー

2011年12月15日 07時19分14秒 | 日記
 以前の記事で、中国の子供が乗って遊ぶ乗り物について紹介しました。ニセミッキー、ニセドラえもん、ニセ喜羊羊など、何でもありです。こうして幼い頃から審美感がねじ曲っていくのでは、と危惧してしまいます。

 さて、今日は写真の追加です。ニセミッキーが夜になると発光すると、前回の記事で書きましたが、先日ついに勇気を出して写真を撮影しました。



 赤、青、黄、緑の4色が確認できます。乗っている子供が選択した曲が流れ、異様なチャイナテイストを醸し出しています。

 中国人の嫁の話によると、近頃は日本のアニメがほとんど放映されなくなったそうです。嫁が小さい頃には、ドラゴンボールやドクタースランプが放映され、また中国国産のアニメでも面白い作品がありました。しかし最近は政府の方針か、国産アニメを保護するため、ゴールデンタイムに日本のアニメが放映されることはなくなりました。とは言え、このような保護措置で文化的レベルが向上するはずもなく、想像力が枯渇した人々の手によって作られる国産アニメは、どこか他国の作品のものまねに見えます。嫁の世代の人たちは、あれがパクリであると見抜く目を持っていますが、今の子供たちはどうなのでしょうか。次の世代が不憫でなりません。

 中国のテレビは、バラエティーにせよアニメにせよドラマにせよつまらないので、ほとんど見ませんが、最近お昼にテレビをつけると「トムとジェリー」が放映されています。久しぶりに見ると面白いものですね。ネット上で四川語バージョンを見つけましたが、独特の味わいがある方言と勝手な台詞が面白く、夢中にさせられてしまいます。

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