中国で見つけた珍しい???

中国在住の管理人が、中国で見つけた珍しいものを紹介していきます。

中国上海市松江区で抗議デモが予定されています【速報】

2013年04月29日 21時16分29秒 | 日記
 中国上海市松江区の工業区に、140ムーの中国最大規模の電池工場の入居が決定しました。着工は今年下半期が予定されています。中国では電池工場による深刻な汚染が各地で報告されていますが、今回の電池工場は汚染範囲の半径2.5キロ内に住宅区や小学校が多くあり、少なめに見積もっても約8万人の住民が直接的な影響を受けるとされています。情報はここ(中国語サイト)が詳しいです。

http://tieba.baidu.com/p/2270626297

 これを受け、付近住民による抗議デモが、メーデーの三連休中(4月29日から5月1日まで)に計画されています。今日(4月29日)も小規模な行進があったと聞きます。明日明後日は、もっと大規模なデモになる可能性があります。

 上海市の各事業単位には、抗議デモに参加した職員はクビにするというおふれが届いています。

 私は一時期、松江区で住宅購入を検討していたことがあり、この半径2.5キロ以内の住宅区でも物件を探したことがあります。この辺りは松江区の旧市街地に属し、いわば下町のようなもので味わいのあるいい場所です。方塔公園なども近いです。

 松江区は上海市にしてはあまり工業が発展してなく、運の良い日は星空を見ることもできます。ここが汚染されてしまったら、大変惜しいことだと思います。私には何もできないので、とりあえずブログで紹介してみました。

変態心理を描写した小説と、今後のブログ更新の予定

2013年04月28日 12時31分42秒 | 日記
 最近、「小説家になろう」というサイトを利用しています。自分の小説を公開したり、他者の小説を読み感想を述べたりできるサイトです。私は作家になるという夢があり、中国滞在中も小説を書き続け、日本の文学賞に応募しています。

 今回ご紹介する小説は、中国で現地採用中に、昼休みの時間を利用して描き上げた短編です。当時、私の母校である教員が、女子学生の前でズボンを下げるという珍事件が起きました。彼がなぜそのような奇行に走ったかについて純粋に興味を持った私は、この題材を利用して変態心理を描写する短編を書き上げました。直接的な性描写がありますので、18歳未満の方は閲覧禁止とさせていただきます。

http://novel18.syosetu.com/n7658bp/

 話は変わりますが、日本帰国が決まりました。中国を去るに当たり、この国から学んだ良いところを中心に、今後の記事を書いて行きたいと思います。悪いところについては、他でもたくさん紹介されていますし、また外国の悪口ばかり言うのもあまり良い趣味とは感じないので、出来るだけ避けようと考えています。

中国の地震に日本の避難訓練は役立たず?

2013年04月25日 22時33分38秒 | 日記
 中国で地震が発生するたびに、日本に学べという風潮になります。国営メディアも日本の取り組みを詳細に伝え、国民に防災意識を高めるよう呼びかけます。このような姿勢は大変結構だと思うのですが、日本のやり方をそのまま中国に輸入したからといって、成功するとは限りません。

 例えば四川省雅安市で地震が発生した当時、成都市や重慶市でビルから飛び降り脱出を図り、負傷者が出たと聞きます。メディアは日本人のように落ち着いて秩序正しく逃げるよう呼びかけるのですが、中国ではそんなのんきに構えていられません。日本で地震が発生した場合は、まずガスの元栓を閉め、揺れが収まるまでテーブルの下などに隠れて、頭部を保護するといった措置をとります。これは上から何かが落ちてきたら怪我をするためですが、中国の場合は建物全体が倒壊する恐れがあります。今回の地震でも、震源地に近い場所ではほぼすべての家屋が倒壊したそうですから、地震発生から家屋が倒壊するまでの短い貴重な時間を利用し、一刻も早く「飛び出す」ことが重要になります。

 このような事情がありますから、学校で下手に防災訓練を実施するわけにもいきません。日本のように悠長に避難していたら命取りになるので、そんなウソは教えられません。かと言って「地震が発生した、一刻も早く逃げろ!」という具合に訓練をやった場合も、押し合いへし合いで怪我人が出てしまいます。

 以前、面白い中国語の記事を翻訳しました。記事は中国の高校生が発明した、地震が発生した場合もスムーズに逃げられるという一風変わった階段を、なんと写真や図なしで紹介していました。その高校生によると、以前学校で避難訓練を実施した時に、みんなで我先にと飛び出した結果、階段で転倒者が続出したそうです。それによって階段がよけいに混雑し、後ろの方がつかえてしまうという問題が生じました。そこで高校生が発明したのが、上の方が一人しか通れないほど狭く、下におりるにつれ幅が広くなるという、八の字型の階段です。アイデアとしては面白いですが、実用化は難しいかと思います。

 日本の防災グッズが紹介されることもありますが、これも中国ではどうかと首を傾げてしまいます。建物そのものが倒壊するのですから、保管場所に困ってしまいます。仮に無事に家から運び出せたとしても、水や食料などは他の人から略奪される恐れがあります。みんなが持っていれば別ですが。

 専門家を呼んで心臓マッサージや人工呼吸などを教えてあげても、家族や親戚以外には使えそうもありません。他人の生死にはあまり関わらない方がいいのです。

 何はともあれ、中国では今後も地震が多発するようなので、早急に対策を練る必要があります。こういうことにかけて、政府は全く頼りにならないので、自己防衛が大切です。マンションからパラシュートで飛び降りた人もいますが、笑い事ではありませんね。